寂しいって 言うのが
嫌だった


生ぬるい人間みたいだから

言わないようにしてきた

強がりだったんだ


でも 寂しがってる 自分を 認めたら

夕焼けが 優しく 見えた

電車の走る音が 柔らかく 聞こえた

電車の灯りは 人の ぬくもりのように 温かかった


強がりが 今まで 見てた世界は

少し とんがってた

弱さを 認めたら

こんなに 優しく見える 世界


夕暮れの 途方もない 寂しさは

あたたかな寂しさ

柔らかい ノスタルジー

甘い砂糖菓子のようだった


子供の頃を 想う

優しい ノスタルジー