失うものまた失うのが怖くて胃がきゅーってなっていたけど、わたしのモノではないんだから、そもそも失うものなんてないんだ。そう思ったら、ふっと力が抜けた。でも、わたしにとって大切なものだから大切にしたらいいんだ。
本を読みながらわたしは、わたしが、そして人が「わからない」と思っていた。「わからない」を言い訳に、それで終わりにしていた。「わからない」ということが、「理解したい」の一歩手前だとわかるまで。それがわかったら、それまで嫌いだった言葉は、大事なツールになった。じぶんと自分を、そして人をつなげてくれる心強いツール。この道具を使って、『語りえぬ苦しみ』を、そして歓びを『言葉にするという課題』に挑戦していきたいなと思ったり。やっぱり共感したいもの。