来月の企画予定をスタッフ内で検討してた際に、
怪談を一つづつ持ち寄らなければいけない流れになった。
おぉ・・・う・・・・
人前で、しかも配信ありで話せる怪談など・・・・ない・・・・
昨日紹介したポッドキャスト内においても話したが、
私は怪談を怖いと思って聞いていない。
怪談に出てくる幽霊って、何かを訴えてる。
どうにかして欲しいから出てきてる。
なので、ついつい、人生相談のようにとらえてしまう。
エゴの塊のような幽霊は抹殺すべし！と思ってしまうけれど、
「お墓参りしてほしい」とか、
「仏壇にカレーそなえないで。」とか
そんな幽霊は大歓迎で。
怪談といえば、ゾっとしたいから聞きたいのだろうし・・・
と思うのだけど、
ゾッとする体験談あったかな～・・・
お店での怪談回は、怪談を常々聞いているマニア達がスタッフなわけで、
聞きかじった怪談など語ろうものなら
「それ〇〇さんの怪談！」と
すぐに出典を言い当てられてしまう。
したがって、自分が体験したゾっとする話を探さないといけない・・
う～ん・・・何かあったかな・・・
以下、実体験の短い話です。
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お寺にまだ住んでいた時の話。
お盆の時期に、庫裏の2階で寝ていたところ、夜中に
かなりはっきりとした女性の声で
「入れて。」（「開けて」だったも。なんせ10年以上前なので記憶が曖昧）
と聞こえた。
庫裏の横（とはいえ、距離は６ｍくらい離れてる）にお寺の門がある。
駅前でかつ、川の横なので、夜中とはいえ、大学生が涼みに出ていたり、
それなりに人も通るので、不審者の可能性も高く
住職だった夫は慌てて飛び起きて、
門前から境内をくまなくチェック。
結果、異常はなかったので再び就寝したけれど
考えたら、門前から大きな声で叫んでも、
寝室にはっきり声が聞こえる距離感ではないし、
なんであの時、
門前から聞こえたと、私も夫も判断したのかも謎。
そして、猫がいただけでも吠える飼い犬が静かだったのも
全部なぞ。
きっと、寝室の前に誰かが立ってたと考える方が辻褄が合うね。
まぁ、お盆やしね。誰か帰ってきてたんかな。
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そんな感じで、夜中のお墓や、真っ暗な本堂に用事があったり、
点検したりが日常業務の一環なので、
（当然、懐中電灯など持たずに行く。）
お墓で肝試しや、お寺の本堂での肝試しは何も怖くない。
子どもたちも真っ暗な位牌堂の中、ウロウロして遊んだりしていたくらい
感覚がマヒしているとは思う。
さて次は、何もなかったからよかったけれど、
よく考えたらゾっとする話
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お寺というのは、植木の手入れもしているし、
季節のお花が境内を彩る場所でもあります。
かつては、お参りの方が気持ちよく参拝するために
防犯カメラなどもなく自由に出入りできるようにしていましたが、
なぜか、門の影で、用を足す人達が出現（しかも 大！）
仕方なく、防犯カメラを設置することになりました。
ある日、たまたま遅くまで起きて彼岸の準備をしていた住職。
夜中なのに境内勝手口を開けて入ってくる人影を発見。
すぐに住職が表に出たところ、
境内の植木を勝手に切っている若者に遭遇。
とある料亭に努める料理人とのこと。
お客様にお出しする彩の葉っぱを勝手にお寺に取りに来たらしい。
当方の住職は、かなりの巨体。
しかもスポーツ経験豊富。
若者はビビりまくり。
こってりと叱ったうえで、帰っていただいたとのこと。
翌朝、話を聞いてびっくり。
・相手、ハサミ持ってたのに、刺されなくってよかった。
・あの料亭の彩の葉っぱ、いろんな寺社仏閣から勝手に切ってきたもんなんだ・・・
ってことはどっかのお墓のも混ざってるってことだよね・・・・
と思った。
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さて、なぜこの話を２つ続けてしたのか？
境内で植木切った若者に対して大声で住職が怒鳴ってたらしいが、
これ、庫裏のすぐ横で起こった話。
私がこんなことがあったと聞いたのは翌朝。
寝室（防音効果などもちろんなし）に、何一つ声聞こえてきていない。
やはり、
門前で「入れて」と言われても、寝室で聞こえるわけがない。
あの女性の声はなんだったのか・・・いまだに謎。
以上、ゾっとする話でした。
