見終わった後、すべてが愛おしく感じた
日程:2019年11月13日~15日
会場:天空劇場(東京芸術センター 21階) 北千住駅
豪華客船の中で生まれ、生涯一度も船を降りるとのなかった天才ピアニスト・ノヴェチェントの伝説を、
北翔海莉×大井 健2人が1役で伝説のピアニストに挑む話題作!
映画版のヒットも記憶に残る、アレッサンドロ・バリッコの文学を、新たな音楽ドラマとしてお届けします。
喜多村緑郎がノヴェチェントを見守る唯一の友で出演。
演出:星田良子 作曲・音楽監督:中村匡宏
キャスト:北翔海莉、喜多村緑朗、大井健
記事
https://theatertainment.jp/japanese-play/43388/
一生船から降りなかった天才ピアニスト・ノヴェチャント。
出演は3人だけ、それも天才ピアニスト ノヴェチェントは、北翔海莉(ほくしょうかいり)さんと、ピアニストの大井健(おおいたけし)さんの2人一役。
そして友人のトランペッターと複数の役をこなした喜多村緑郎(段ちゃん)
宝塚出身の北翔海莉さんの素晴らしい歌唱力が心地よい。
ベタな感じがなく、エンターテインメントの力と、潔さを感じる。
そして、観客全体を、夢と希望と幸せに包んだのは、大井健のピアノ
ミュージカルとは違う音楽劇。
アフタートークで北翔さんが言ってたけど、役者のその時の感情や台詞に常に合わせてピアノを奏でる。
優しく、幸せに、切なくピアノを奏でる。
クラッシックの大井健が超絶ジャズ演奏。
素敵な楽曲を作曲したのは、大井健とのユニット鍵盤男子の中村匡宏
クラッシックの音楽博士の中村匡宏が、大井健の腕を信じきって曲を作り、大井健が見事に応える。
ああ、金髪の天才音楽監督と相方って、誰か達を連想させるぅ。
長いこと段ちゃんを見てきているけど、今回が一番楽しかった
歌舞伎界から新派に移り、苦難のときも本当にコツコツをやってきたね。
見ていて本人が楽しそうで、演技の幅も広がり、自分らしさも出てきて。
アフタートークで、親友のことを思いながら演じた、それは雪之丞のことだけど、って
来年の再演を期待します。
会えて良かった! 鍵盤男子