2022年1月1日の手記
初めて買ってみたお節。
美しくて崩す、箸を入れるのがもったいない。
けれども、食べ物は食べないと腐ってしまう。
いつまでも眺めていられない賞味期限付き。
ここで何か違うなと思った。
私は美しいものは好きだけれど、美しくて食べられないという食べ物は何か違う。
(“お金”のために作られたものってことかな。美しさ=お金、もしくは人工的?)
食べ物は食べるために作られるもの。
それが、食べるのがもったいないだなんて本末転倒。
“美しさ”というのは残らないし永遠ではない。
食べ物なら腐ってしまうし、人間も年老いて朽ちていく。
そこで残るものといったら、自分が身につけたもの(経験)だ。
言うなら“所作”の美しさ。
それしか人間には残らない。
見た目の美しさは幻であり、まやかし。