幽霊が成仏できないのはこの世に“未練”があるから。
恨めしやと誰かを恨んでいたとしても、それは現世で果たせなかった思いへの未練であり、「心残り」だ。
幽霊でなくても、あのときこうすればよかった、ああすればよかったと、現世をまだ生きているわたしたちにもたくさんの心残りがある。
その心残りは成仏できない幽霊となってわたしたち自身にまとわりついている。
幽霊に取り憑かれれば身体が重くなる。
ツキがなくなって、不幸なことばかり起こるようになる。
「心残り」は、自分でその状態を作り出している。
それに取り憑かれている数が多い人ほど、「うまくいかない」、ツイてない人生となるだろう。
心残りの幽霊をこれ以上生み出さない努力をすること。
過去作ってしまった心残りを一つでも多く成仏させること。
それが、より良く人生を生きるための運を切り拓く方法だ。