今年のお盆は雨続きだった。
しかも、各地で避難勧告?が出るほどの。
こんなお盆は珍しい。
通常のお盆といえば、ジリジリと暑い太陽に照らされた中でするお墓参りが定番だったのに。
しかも、気温ももう秋口かって思うくらいの肌寒さ。
そんな雨の中での、さらに世間ではまだコロナ渦中。
普段のお盆よりは出歩かず、家で大人しくしている人も多かっただろう。
そんな世の中の影響もあったのか、個人的に気づきの多いお盆だった。
これもとても珍しい。
通常だと、あれやこれやとしなきゃいけない予定の段取りで、頭の中が忙しい。
とても、気づきが起きるような余地は無かった。
他にも、例えばお正月にしても、何かの節目やイベントがある時には、私たちはあれをしなくちゃこれをしなくちゃと、しなきゃいけないことで頭の中は一杯になる。
けれども、きっと、そういった暦の上でも大事とされる日や節目の時ほど、何もせず静かに過ごすことで、自分自身と向き合う機会とするのが本当のところなのだろうと思う。
私たちは、自分というものを見失い過ぎて来た。
そして、どれだけの年月を重ねても、どれだけ同じことを繰り返していても、そのことに全くといって良いほど気づかない愚かさ。
それどころか、そんな自分自身を正当化して慰めることに忙しい。
昔は良かったとか、年齢を重ねると人は言いがちだけど。
私たち人類が、これまで、本当の意味で幸せだった時代は一度たりともない。
そういう意味でも、この8月は、私たち人類にとって大きな運命の転換期になるように思う。
ここで人々の意識が変わらなければ、世界は統一政府による全体主義へ真っしぐら。
奈落の底。
そして、遅くとも、今年の冬至までには、それを具体的に行動として移す人たちが目に見えて出て来なければ、もう希望はない。
そこが最終リミット。