今日は今日。
なぜこんな日に限って…とか。
もっと天気の良い日だったら良かったのに…とか。
ついてない…、最悪…。
ついてる日と比べて落ち込んで。
毎日同じような、気の遠くなるような日常の繰り返しでも、今日という日は今日だけしかない。
昨日の私のコンディションと今日の私のコンディションは違う。
考えていることも違う。
見ているものも、聴いているものも違う。
何にも変わらないような気でいるけれども。
私たちは何を見ているだろうか。
何を聴いているだろうか。
それは本当に見えているのだろうか。
聴いているのだろうか。
見て聞いた気になっているだけではないだろうか。
どうせ昨日と同じ、何も変わらないと。
同じものを見ているつもりでも、聴いているつもりでも、それは昨日と同じではない。
比べる必要はない。
今日は良いとか、悪いとか。
あの人と比べてこの人は…、とか。
あの人と比べて私は…とか。
私たちは、常に何かと何かを比べている。
今日という日は今日という日。
前日のあの日とか、テレビの中のどこかとか。
比べなくていい。
今日は雪が降った日。
ただそれだけ。
それはツイていることでも、ツイていないことでもない。