人が大勢いる、どこかの大きなホール(ドームみたいな)の片隅の席に、お揃いの黒い洋服の衣装を着たアイドルグループのような男の子たちがいて、その中の一人と何となくそんなような感じに。
別に好きという感覚もないのに、その子とハグしたままその場で気持ちよく寝てしまった。
目が覚めると、その子が私の顔を隠して、こっそりここから離れるように促された。
けれども、それを見ていた熱狂的ファン(男だった)から、シャーペンで喉元を刺されそうに。
私は他のファンにも狙われることになって、ホールの中は大騒ぎに。
私が本当に気になっていた人とは言葉も交わせない状況になっていた。
何とかそのホールから逃げ出して、乗ってきた車の所へ行くと、私の愛車が真っ二つにされていた。
警察に通報しようか。でも、不特定多数相手には対処してもらえないだろうな。
こうしている内にも、SNSで私の顔写真が拡散されて、身元が特定されて、過去のことやら私のプライベートが晒されて行くんだろうな。
家の方にも人が何人もやって来て嫌がらせされたり、騒がしくなってこれまでの生活が出来なくなる。
でも、そうなったら引っ越し出来るしいいか。でも、猫たちが可哀想だな。
いろんなことをぐるぐる夢の中で考えていた。
けれども、不特定多数の大勢での行為が犯罪にならないのは本当だなと目が覚めてからも思った。
その大勢というのは国単位での大勢。
年金の使い込みとか、税金の使い込みとかね。立派な横領。個人だと犯罪で捕まるのに。
皆んなでやれば怖くない、ってか。
マスコミが特定の人物を追い掛けて、さも悪いことをしたように扇動して追い込むのも立派なイジメ。
私の夢のように、不特定多数の大勢からの嫌がらせ、イジメは問題にはならない。
それで、もし本人が自殺するようなことになっても、あーあ死んじゃったか、目障りな人間が一人消えて清々する、ぐらいの感覚だ。
目覚めの悪い中でそんなようなことを考えていて、そしてふと降りてきた。
「嫌な人からは離れればいい」
自分が嫌だと思う人、一緒にいて気分を悪くする人、嫌いな人からは離れればいいのだ。
それを、家族だから、友達だから、同僚だから、仕事だから、◯◯だからと我慢するからおかしいことになる。
我慢してでも一緒にいなきゃ、付き合っていかなきゃ、好きにならなきゃ。
そういう思考がどんどん自分を追い込んで行く。
その挙げ句の果てが殺人だったりするのだ。
殺すほどの恨みを持つようになるのだ。
嫌いな人間に無理して付き合って我慢したりするから。
嫌いな人間とは離れる。
それが直ぐに出来ない場合は、極力一緒にいる時間を減らす。
自分が不快になる時間を減らす。
そのことを自分に許す。
どんな人とも付き合って行けるような人間にならなきゃ。
それが出来ない自分はダメな人間だ。
そんな考えは捨てる。
その人から離れることへの罪悪感も捨てる。
それが例え自分の親や子どもでも。
自分が自分で付き合う人間を決める。
それは逃げることでもなく、わがままでもなく、甘えでもなく、自分の為。
自分に心地よい時間を与える為。
それが、すべての人の幸せへも繋がる。