「ヒマラヤに登ると目の前で仲間を失うこともあり、死のショックは経験してきたつもりだった。でも、ナナを失うことはまったく違った。胸にぽっかりと大きな穴が開いてしまった」
アルピニストの野口さんのこの言葉はよく分かる。
時として、人間よりも、動物との絆の方が強かったりする。
記事の中にもあったけれど、突然亡くなった身近な人に対して、なぜもっと優しい言葉を掛けてあげなかったのかと後悔する話も多い。
言葉でコミュニケーションを取れる人間同士の方が断然、言葉を話せない動物よりも意思疎通が出来るはずなのだけれど…。
人は何の為に言葉を話すのだろう。
本音を口にしないで生きている人が、それほど多いということなのだろう。