母親と姉の有香(29歳)と妹のすみ香(25歳)の女三人家族の日常を描いたお話し。
そして私はというと、姉の有香にイライラしっ放し。
何やってんのこの子。目先だけに捉われて、やってることが支離滅裂。
自分のことが全く見えてない。
5年も付き合った、結婚も考えてる彼氏に振られて辛いのはわかるけど…。
年齢も三十路目の前の難しいお年頃。
誰か私を幸せにしてよ!
何で私だけ…。
他力本願で周りにすがり、悲劇のヒロイン感全開が痛々しい。
あー、見てらんないよ!
でもまあ…、私もきっと昔はこんなような感じだったんだろうな。
と、思い直して読み進める。
こんなのでイライラするなんて、私もまだまだだな。
こういうのも平常心で読めるような、周りに惑わされない人間にならなくっちゃ。
………待てよ。
何事にも動じない。惑わされないということは、仙人のようになるってことだよね。
そうなったら、楽しいことも、嬉しいことも悲しいことにも、どれにも無感動になるってことじゃ?
もしかしたら、こうやって漫画ぐらいでイライラしてることも、人間の醍醐味なのかも知れないな。
どんな感情を持っても、それは人間だから。
人間だから持てる感情。
それが人間の醍醐味。
だから、それを否定することはないんだ。
「困ってる人っていうのは独特なんです。
普通に接する人とは違うんですよ。すがるんです。
右も左もわからない子供みたいに。
現状を何かのせいにせずにいられないんです」
と言う大河内の言葉に、
「そんな人…。相手にするのしんどくないですか…?」
と返す有香。
おいおい、まんまお前のことだよ。
と、ツッコミを入れたくなった私。笑
人生迷子の有香。
このまま
死んじゃってもいいかも
ああ
なんかもう
なんかもーいーや