高校生の主人公の女の子が、未来の自分からの手紙を受け取ることからお話が始まります。
未来の私が後悔していることをやり直して欲しい、との手紙の内容に、現在の主人公はその手紙の要望に応えようとする。
きっと映画化になるだろうな~と思ってたら、すでにその話があるようですね。
あの時に戻ってやり直せたら…。
誰にだってそんな気持ちはあるだろう。
けれど、手紙の内容に応える為に取らなければいけない行動は、現在の主人公にとってはどれも勇気の要るものばかり。
つまり、現在の楽な選択の結果が未来の自分だったということだ。
自分がしたくない、出来ないと思っている方の選択をして後悔することってあるだろうか。
後悔というのは、自分にとっての逃げ、楽な方の選択をした後で出てくる感情だろう。
主人公は、未来を変える為に精一杯の勇気を振り絞る。
この主人公の場合は、手紙のお陰で未来に後悔することが分かったから勇気を出せた。
けれど、普通は未来なんて分からない。
分からないのに、わざわざその時の自分にとってのしたくない、出来ないと思っている選択が出来るだろうか。
ということで、その時の自分に出来た最善?の選択の結果が今の自分だということだ。
あの時こうしていたら…なんて選択肢は端っから無かったということになる。