父を見舞いに

日曜日、地元のお祭りに孫と三女が子供みこしに出ました。

組が違うので一緒のみこしではなかったもののお祭り広場ですぐ孫が見つけてくれて
『お母さ～ん』と駆け寄ってくれました。

暖かい秋の日差しの中で ほんわかとした幸せに包まれました。

そしてお昼には実家のお祭りに

多分間に合わないな、

やっぱり、

でも父の見舞いが目的でしたから

去年入院してからの父は本当に危ない所まで行きました。

地元病院では入退院を繰り返すだけ、

一向によくなりません、

痺れを切らした長女が田舎から愛知の総合病院へ転院を決断！

たった一日で全ての手続きをすまして地元愛知へと父はやってきました。


その日 医者に
『万が一の時、延命処置をするかしないか 御家族でよく話をしておいて下さい』

と言われながらの入院でした。

所が次の日病室へ行くとベッドの上に座ってごはんを頂いているではありませんか！！

昨日までの父は歩くこともままならず
息も絶え絶え
食事が取れず３０キロになっていたのに

あらら、顔色もよく、

まずはよかったよかった！

そんなわけで父は今年春実家に帰って家で暮らしています。

酸素は必要ですが

歩いてトイレ、どころか散歩まで行ってました。

帰り際にはいつも父と握手をしますが
骨と皮になってしまった父の手を握ると涙がこぼれそうになります。

私は『歩く迷惑』だったから。

それでも会いに行かなくちゃ

お父さん、ありがとう

まだまだ長生きしてね

きんもくせいが香っていました。