先日、大阪で歌わせてもらったとき、「2年後生きている可能性はないと
言われてから、もう10年を過ぎました!」と言うと、たくさんの拍手を
いただいました。

すると、妻が自分のブログにこう書いていました。

「10年で満足してもらっちゃ困る。夢はおまけ。ずっとずっと生きてい てほしい。それが私の願いです」

また、この言葉に涙しました。

生きていてこその夢。

夢に酔わないように、常に足元を見ていこう。

そして、「命を懸ける」、この言葉は簡単に使ってはいけないと思いまし た。一人の命じゃないから。

命を懸けて取り組むほどのことなんて、そんなにあるもんじゃない。きっ
と、それは大切な人の命を守るときくらいかな。

ほどほどで、力抜いて、一生懸命にならずに、楽しんでいこう!


よく言われることがあります。

「杉浦さんは、一度死を覚悟して、だから見えてきたことがあります
か?」

死を覚悟して?

これまでは、この言葉に何か違和感を抱きつつも、適当に流してきまし
た。しかし、この違和感とやらをよくよく考えてみると・・・分かりまし
た。

死を覚悟したことなんてなかったということです。

がん宣告をされて、命が短いと言われても、死を覚悟なんてしませんでし
た。「死を覚悟する」自分にNO!を出していたのです。死を覚悟し
ちゃったら、本当にそうなりそうだったから。

登山家の栗城くさんはテレビでこう言っていました。

「標高7000m以上の場所でいちばんやっちゃいけないのは、マイナス の言葉を使うこと」

なるほど、よく分かります。ぎりぎりのところで、マイナスの言葉を使わ ないこと、マイナスなイメージを持たないこと、このことはとっても大事 です。ぼくにとって、そのとき「死を覚悟する」とは、自分の死をありあ
りとイメージしてしまうということでした。

そんなことは絶対にできませんでした。

だから、そのときはマイナスなイメージをかき消し、プラスの妄想ばかり
をしていました。

もろちん、

間違えた。

もちろん、

いつか「死」はやってきます。きっと、「死を覚悟」するのは「死」の数 時間前くらいでいいのかなと思います。


プラスな妄想、思い込み、イメージ。

このことが素敵な現実を引き寄せることを、先日出会ったカップルに教え
てもらいました。

大阪でのイベントで、ぼくにお茶を出してくれたり、世話をしてくれたI 夫妻。

二人とも20代半ばで、奥さんのほうが、がんによって、本当は昨年の1 2月まで生きることはできないと医師に宣告されていたそうです。転移も あり、進行していた
彼女のがん。

それが、それが、ものすごく元気そうでした。

抗がん剤の効果もあったとは思いますが、医者も驚いているそうです。今 現在、彼女の体にがん細胞は画像でも写りません。

彼女は、自分自身の治る力を引き出すために、栄養を取り入れたり、食事 を改善したり、いろんなことをした。そして、イメージの力を使いまし
た。

旦那さんと二人で、昨年の今頃、「1年後の誕生日に結婚式をする!」と
いうビジョンを描きました。

そして、その1年後が、今から2週間前のこと! なんと、本当に結婚式 をあげ、おまけに、がん細胞も体からいなくなりました!!

彼女は言っていました。

「思いは叶うんです。さっきも急須がほしいなあ~と思っていたら、すぐ に現れてくれて・・・」

本当、笑顔が素敵で、素直な方でした。旦那さんも本当に素敵。さらに彼
女は言っていました、

「夫の愛が本当に大きいんです!」

ぼくも負けじと言い返しました。

「ぼくも妻の愛のおかげでこんなに元気なんですよ~」

いや~、本当に素晴らしいカップルでした。負けてられないな~

そして、そして、なんと、この素敵なご夫婦、「チームメッセンジャー」
に加入してくれて、今年のホノルルマラソン出場をその場で決めてくれま した!!

旦那さんがゴールで手を広げて待っていてくれるのかな~~。

二人から、たくさんの愛とパワーをもらってきました。


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