慌てて跳び起き、時間を見て全てを悟った。

泣き声の友達からだった。

〇〇さんが…今朝、亡くなったってご主人から電話がきて…

昨日は朝から口も聞けなかったのに みなさんが来て下さってあんなに話が出来て驚いた、
本当にありがとうございました。って

最後のわがままで
白いメロンと赤いメロン、両方をおいしい、おいしいと食べて

最後は眠るように遺った…

みなさんに会えて本当によかったと思う、


頑張ったと思う と



〇時に家に帰ってくるらしいからとりあえずいこう。

そこまでは

うん、わかった。

と電話を受け、

切った途端にわーわー泣いた

昨日みんなは頑張ってねと声をかけていたけれど
自分には出来なかった。

彼女に頑張れ とゆうことは
もっと痛みに堪えて
我慢して生きろ、

とゆうこと、

自分は
もうよく頑張ったよ、
と 骨と皮だけになった顔から察した。

彼女はもう痛みも苦しみもない世界に旅立ったんだ、
もう苦しまなくていいよ
もう痛くないね、
我慢もしなくていいんだ、
楽になったね、


そして風になった
花にもとまり
木々を揺らす風になった
青い空から自分達を見つめてくれている。

学生時代からリーダー的な存在だった


今でも顔も声もすぐに思い出せるよ。

みんなの胸の中に
永遠に生きている。