あるある、とか言って、別にあるある、笑えるぅ~!という気分で書いてるわけじゃないよ。
拒食のときこうだったなってことを思い出しているだけですけど、
普通の人には理解不能なこと、でも多分、摂食障害を経験したことのある人には分かる感覚なんじゃないかなと思うんです。


中学生のときから、私はマヨネーズが嫌い、ということになっていた。
別に本気で嫌いだった訳じゃないんだけど実は。
でも、マヨネーズって油だし、カロリー高いから、食べたくなかった。
「マヨネーズは嫌いで食べられない」っていうことにしておいて、野菜にマヨネーズはかけないでもらったり、
ツナマヨだの卵サラダだののおにぎりやサンドイッチを避ける言い訳にしていた。
(サンドイッチやバゲットを食べる時は、パンを片方はがして食べる。
パン片方分のカロリーがオフになるから。
これは今でもたまにやるかも。)

家で母親がポテトサラダを作る時は、いつもマヨネーズを入れる前に私の分を取り分けてもらっていた。
ジャガイモ自体、食べたくない食品だったけど、仕方無い・・・
マヨネーズ抜きポテトサラダが私用だった。

母は良く天ぷらを揚げた。
天ぷらを食べる時は、キッチンペーパーを何枚も用意して、食べる前に天ぷらをぎゅーぎゅー押しつけて油を取り除いてからじゃないと食べなかった。
そのうち、ああそうか、衣を付けなきゃいいんだと気がついて、
母親に頼んで私の分は素揚げにしてもらうようにした。

朝は食べてもいい食事と思っていたので、朝はけっこう、たくさんしっかり食べた。
甘い物や菓子パンが食べたい時は朝に食べた。
お昼は学校の給食。カロリーを気にしながら、あれこれ苦戦して食べていた。
家は夕ご飯の時間が早かったからちょうど良かった。夕方19時前にはご飯が終わっている。
お米を軽く一膳と、おかず。
おかずは私が好むので、焼き魚とか煮魚とか、野菜の煮物の日が多かった。
父親も揚げ物や肉系が余り好きじゃなく、家の夕ご飯はダイエットには都合のよいメニューの日が多かった。

しょっちゅう、自分の体を触っていた。特にお腹と腰のあたり。
自分のお腹が出ていないか、触って確認というか、安心するため。
下っ腹のあたりを触ったり、ウェストのあたりをなでていたり、無意識でやってる。
くびれたウェストを確認できるとほっとする。
中学の時、腹筋のし過ぎでお腹がやや割れていた(笑)
筋肉をほぐしたくて、しょっちゅうお腹のあたりをもんだり叩いたりしていた。
さすがにその行動は怪しく映ったらしく、友達に「いつもお腹叩いてるよね~!」と真似されて笑われた。

そして鏡やウィンドウがあると、自分の姿を見てしまう。
特に脚を見てしまう。
ズボンをはいていればその全体像。
スカートの時は、スカートの下から覗く脚の形。
出会った当初、旦那には「ナルシスト!」とやや馬鹿にされたと言うか、からかわれたけど、
別に、うっとりと見ている訳じゃない。確認しているの。
それでその太さや細さ、形に納得すれば安心するし、
ちょっと太ったかも・・・?と思うと、ものすごい焦る。

最近も、前程じゃないけど、やるけどね。
でも、もう体系はけっこう崩れたからね。体重計も乗ってないし。
ただ、過食嘔吐とアルコールに身を委ねている間は、体重とか体系とかけっこうどうでもよくなるのに、
それを止めようとするとその反動のように、痩せたいなぁという思いがむくむくとわき上がってくるのは何でなんだろう。
過食から気をそらすためにと、体操したりストレッチしたりウォーキングしたり・・・

が、酒を止めれば痩せるかもしれない。
過食嘔吐を止めるなら、ダイエットしないとという思考回路になっているのは何でなんだろう。


今日もまた、無事に一日が過ごせました。
過食嘔吐無し、お酒も無し。
ほんのちょっとの意識改革で、何年も何年もできなかったことがやっとできるようになった。
こんな毎日、まだまだ、当たり前のように続く訳じゃなくて、また後退して、でもまた少し前進して、そして後退して・・・と、ゆっくりゆっくりなのだろうけど、
前進していることに間違いないのなら、
諦めずに、頑張って行こうと思います。
ほんの少しの意識改革。ただブログを始めてみただけ。ただ気持ちを書いてみただけ。
だけど大きく、力になっていると思う。
諦めずに、頑張ろう。抜け出すんだ、ここから。

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 摂食障害へ
にほんブログ村