昨日友人と温泉に行った時の出来事です。



まあ、よくある光景ではあるのですが、やっぱり如何なものかとかと思います。

4,5歳の男の子がシャワーを振り回し、もろに私にお湯がかかりました。



1度目は仕方がないかと我慢しましたが、2度3度とかかってきましたので、さすがに私ももう我慢できません・・・・・。

でも、子供に責任はありません。

「母親」に問題ありですよね。



母親「ほら、他にかかっちゃうでしょ!!」

私  「他にかかっちゃうでしょと子供に言う前によそ様に言う事があるんじゃないんですか!?」

   「すみませんとかごめんなさいはないんですか!?」

母親「・・・・・・・・・」

少し時間がたってから

母親「すみません、ごめんなさい」



言葉だけの「すみません」 まあ、こんなもんでしょうね。



本当は、お母さんには子供に対して最初にシャワーを振り回した時点で

「ここはおうちじゃないから、よその人にお湯がかかるようなことをしてはかかった人が

嫌な気持ちになるのよ。」と「なぜそういう事をしてはいけないかと言う事」を子供だか

ら言ってもわからないではなく諭(さと)してあげてほしいと思います。

その繰り返しは決して無駄になることではないはずです。




一般的でもあることですが、自宅のシャワーのように公共の場でもおなじ感覚で使用している方が多

いのですが、やはり非常に周りに飛び散っていることを知らないのは本人だけと言う事があります。


大体の方はジッと我慢して仕方ないと何も言わないと思います。

仕方ないから言わない、言っても仕方ない、言って逆に不快な思いをしたくないから言わない、ようは

見て見ぬふりをすると言う事でしょうか。

子どもが騒いでも何も言われないから、それでいいものだと思うお母さんもいます。

または「いいのよ、いくつ?」とか言われるからその状況を温かい目で見守ってくれていると思ってい

るお母さんもいます。


でも、実際もし自分が子供のいない立場に居たとしたら、本当にそうなのかと考えてみてほしいと思

います。



本当にそういう気持ちで言ってくれている人もいるでしょうが、そうじゃない人もたくさ

んいて、ただ本音を言わないだけと言う事のほうが多いのではないかと私は思います。



空間のTPOをしっかり感じてほしいと思います。


静かにゆったり過ごしたいと思っている人たちが集うところ

色々な家族が集うところ

お互いの思いやりと気遣いで集うところ

趣味で集うところ

子どもがいるお母さんのためと設備を整えてくれているところ

子どもがいるからどこへ連れて行っても仕方ないと「空間のTPO」を履き違えないよう

にしたいものです。



昨日の出来事に関して言えば、お互い気持ちよくお風呂に入りたいですよね。


だからこそ、かかるかもしれない、極力かからないようにシャワーを扱おうと想い合うということは不

可能な事なのでしょうか・・・・。

共存し合うための思いやりはどんどん日本人の中で薄れているのでしょうか、残念でなりません。




昔は、そんな暗黙の了解のようなルールを知らない若いお母さんとか近所のいたすら坊主たちを叱

るおじさんやおばさんがいて、でも厳しい中にも優しさのある教えがあったものです。



私も当時はそれが嫌で嫌でしょうがありませんでしたが、その時教えて貰ったことがちゃんと今は息

づいているような気がします。



ガキ大将にしてもしかりです。今は、弱いものを守ってくれるガキ大将がいませんだから、昔からある

いじめが我がもの顔で横行するようになったのだと思います。


ひとり身の時、恋人がいるとき、結婚したとき、家族が増えたときそれぞれの時を楽しむことは本当

に大切なことです。


どうか空間のTPOを上手く活用して、自分も楽しく周りも楽しいと感じられるハッピー空間で人生を過

ごしたいものですね。