輝きを失った太陽が南回帰線と出会い、
再び復活する季節は、
フライマンの希望も蘇ります。
渇水の渓へ、情けない気分のまま出かけた
最後の釣りから既に4カ月が経過しました。
年も代わり心なしか太陽の輝きも増して来たように感じるのは、
解禁を待ちわびるフライマンの心のなせる技。
昨年も一昨年も更にそのずっと以前から、
年が代われば必ず見えてくる4月の桃源郷。
神々しく白く輝く白根三山を見上げ、
圧倒的な桃の花の中を抜けて行く光り溢れる渓。
そして清冽な流れに磨かれた
「渓流の宝石」と例えられる美しいアマゴとの出会い。
そんな夢のような舞台の幕がまもなく開く、
南回帰線を意識するこの季節が私は好きだ。