ドライフライフィッシャーの初夢は、
毎年同じ夢で始まります。
４月中旬甲府盆地が
桃の花のピンク一色に埋め尽くされ、
上空には南アルプスの峰が白く輝く
神々しい風景の中スタートします。
ほとんど無風の穏やかな好天の日に、
先行者の気配もまったく感じられない
独り占めの渓が優しく迎え入れてくれる。
入渓するとすぐに、
渓流の宝石と形容するに相応しい
赤が綺麗なアマゴを釣り上げて有頂天になる。
１１時を過ぎた頃から
水棲昆虫のスーパーハッチが始まり、
キャストの度に釣れる「イレパク」状態になり
名人になったかと錯覚する。
釣った中には
尺に近い大型のアマゴも混じるので
引きを充分に楽しんだ後、
食うかリリースか、食うかリリースか悩んだ末、
やっぱりリリース。
帰りに角上魚類で中トロを買って帰る。
一陽来復、そんな初夢を今年も見ました。