オルタードスケールはビッパップの時代には出てこない?! | 山梨県甲州市の音楽教室 キラリ塾(ジャズピアノ、コントラバス、ギター)

オルタードスケールはビッパップの時代には出てこない?!

山梨県甲州市でジャズピアノ教室を主宰している
三枝数也です。
(当ジャズの教室では、楽器はピアノに限らず、フルート、ベース、ギター、バイオリンなどをレッスンしております。) 

ジャズと言えば『オルタードスケール』が
有名ですが、
実は、チャーリー・パーカーやバド・パウエルが
活躍した1940年代から1950年代初頭にかけて
ジャズのアドリブにはオルタードスケールは
出てきません。(使われてません)

ジャズを演奏している人でも、
知らない人が多いです。
実際、耳コピ(トランスクライブ)をして
コピーを分析してみると分かります。

もう少し詳しく言うと、
オルタードのテンションはドミナント7thの
時に使われますが、スケールとして
使われてません。
オルタードはあるけどスケールではない。
ということです。

何を言ってるか?分からないと思うので
解説すると、

ビバップ時代のアドリブはコードトーンを
中心としてそれにアプローチノートを絡めて
いるので、

ドミナント7thでは、root、3rd、5th、7th、
♭9th、♭13thなどのコードトーンと
テンションが存在します。

例えば#9thという音が出てくる時は♭9thの
刺繍音(ししゅうおん)または倚音(いおん)
として登場します。
スケールとしてではなく。

スケールの事しか考えていない方は
ビバップのようなソロのラインは
いつまで経っても出来るようにはなりません。

ではどうすればできるようになるのかと言うと、
コードトーンとターゲッティング
(アプローチノート)を意識することです。

1950年代後半、ビル・エヴァンス以降は
オルタードスケールが使われ始めます。

つづく
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