毒親とさっき数年振りに会った。
どうしても会わないといけない
事情があったから。
指定した場所に毒親がきた。
かなり老け、歩けなくなっていた。
話し方は優しくはない
どこか威圧的な声だ。
自分が気にくわない
面倒だ
と思う時には相手に威圧的な
口調になる。
でも公衆を気にする人なので
閉鎖的なところじゃなくて
よかった。
他人に淡々と説明するように
丁寧な言葉を選んでやるべき
ことをやった。
目の前の人は親じゃない。
繰り返し繰り返し
心の中で念じた。
それがよかったのかもしれない。
手が震え、説明する間に涙は
出てきたけど、倒れ込むような
パニックにはならなかった。
だから、今、これが書けてる。
でも帰り、体が急に重くなり
頭が熱くなった。
そして自然と声が出た。
もう、二度と会いたくない。