心を病むイクメン72 | 夫は心を病むイクメン 鬱は人生のスパイス 美味しい人生になりました

夫は心を病むイクメン 鬱は人生のスパイス 美味しい人生になりました

結婚10年目のプレゼントは鬱病だった。
鬱の夫との日々をふりかえります。

友人の優しさに感謝し、5人でサッカー観戦⚽️

子供たちは本物の「サッカーの試合」を肌で感じることができた。
夫も夢中になって観戦していた。

帰宅後も楽しい雰囲気のまま、一日を終えることができそうだ…


と思ったけれど、夕方からまた夫は落ちた。

はぁ…ショボーン

まただ…。

わたしも発表会の緊張感もあり、少し疲れていたので、子どものグズグズやケンカにイライラしていた。

ちょっとしたことでも声を荒げてしまうわたし。

そんなわたしを感じた夫は
娘たちの面倒を見ようとする。

でも、それは「子どもとすごそう!」という前向きな姿勢からではなく、
わたしがイライラしているのが嫌で、なんとかおさめようとしている…というもの。

しんどそーに、暗ーいオーラを漂わせて、子どもたちと遊んでいる。

それは、明らかに「ムリ」していた。

その「ムリ」している雰囲気にイライラするわたし。

それだけじゃない。

「またイライラして、夫の心に負担かけてしまっている…」
という罪悪感のようなものも感じ、自己嫌悪に陥る…。

少しでも不調な様子が見えてくると、
わたし自身もしんどくなり、余裕がなくなっていく…。


「何にもしなくていい!調子悪そうやから、ほっといてくれていい!」
と切り捨てるようにしか言えない…。

頭ではわかる。

「いろいろしてくれてありがとう。
こっちは、大丈夫やから、休んできていいよ」
とでも言えればいいんだろうけど…

できなかった。

多分…直線的に良くなり、早く先の見通しが立ってほしい!!

すぐに治るものでもないし、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、回復していく…ということは頭ではわかるんだけど、

目の前の夫が少しでも落ちると…
完全に巻き込まれ、
まるで自分が追い込まれるような感覚になっていった。


「手伝ってもらえれば、わたしは助かる」
「手伝ってもらえば、落ちる夫」

この狭間でいつも苦しくなり、
荒れた。