謎のナースが
来ました
扉から顔半分だけで
こちらを見ています
どうしたの？ときくと
あのねー、私のいたい腰を
どうにかしてくれないかしら
ふーん、自分で来るとは
さては相当ね？
謎のナースは私に施を向け
もう自力で直立できない様子
段ボール箱に反省ポーズで
辛そうです
今朝は散々私を悪魔と
罵っていましたが
いつものことだし
同類の悪魔族なので
なんてことありません
じゃ、まず患部に
手のひらをかるーく
当ててからのー
背骨～大腰筋～肩甲骨
背中シャシャッとー
両足シュシュシュ
今どんな感じ？
とナースに聞くと
箱から両手をはなし
すっくと立ち
まぁ、こんな表情で
笑いだしました
な、なに？いつものことだけど
あれ？なにかしらー
あたしの腰
あらっハハハッ
今朝はホントに
悪魔なんていって
ごめんなさい
今は神様よ
とは言ってますが
数分後には
悪魔とよぶことは
わかりきってます
今日も施術の効果を
不思議がってきょろきょろ
あちこちを見回し
ナニコレ？どっきり？
カメラ無いから～
もう、ハイハイまたねー
謎のナースってば
いい加減施術に
慣れなさいよねー
不思議がりすぎ～
そのあと、すぐに
用があって
ナースステーション
にいくと別の
悪魔族仲間の
ナースがいて
あ、悪魔がきた！
とか言ってる
ふん、今謎のナースは
私を悪魔とは言えない立場よ
というと謎のナース
そうなの、腰治して
もらったの
今は神様よ…と
するとその悪
魔仲間のナースが
私、膝の内側痛いの！
というので
夢雨即効療術始め！
すぐ終わって
立って膝の確認して～
というと
立って屈伸
痛くない！でしょ～
オホホホホ
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