シェリーの旅立ち | kiraramama20170829のブログ

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大好きなワンコに先立たれ、ペットロス対策で始めたブログですが、これからは、元気で前向きに生きていくためのブログにします。

2月21日、シェリーが天国に旅立ちました。

 

1月26日、鼻からの粘液が多くなってきたので病院へ。

歯肉炎からきている鼻の炎症で、17歳という高齢から

手術はできません。

抗生物質を飲み続けるしか方法はないそうです。

 

シェリーは、3~4年に一回のペースで歯石除去をしていたのですが、

それでも口の中は歯石だらけ。

小さい頃から歯磨き習慣をつけていればよかったと、本当に後悔しました。

 

2月2日に病院に行った時に、顎のガンが見つかりました。

確かに口の中下顎のところに小さなできものみたいのがありましたが、

それがだんだん大きくなってきていて・・・

まさかそれがガンだとは思いもよらず、その時のショックは今でも忘れられません。

血液検査でわかったのですが、腎臓もかなり悪くなっていました。

痛み止め効果にもなるという副腎皮質ステロイドと、腎臓を楽にする薬と抗生物質、

時間の問題ですが、それしか方法はありません。

ガンで痛みが出るようなら、安楽死も考えました。

 

その頃から、あんなに食べ物に執着していたシェリーの食欲がみるみる落ちていき、

大好きだった缶詰にも、カステラやチーズにも反応しない。

馬刺しだったら食べるかと用意しても、3日ぐらいで食べなくなる。

昔鶏肉で下痢した事があるので控えていた、鶏ムネ肉やレバーをあげたら、

ガツガツと美味しそうに食べてくれて、お腹も大丈夫。

カボチャやキャベツや人参を煮たものも食べてくれました。

その時は嬉しくて、元気になるかもしれないと微かな期待・・・

でも、それも数日しか続きません。

 

もしかしたら口が痛くて食べられないのでは・・と思い、

ミキサーで撹拌したものをシリンジで口に入れてみたのですが、

とても嫌がります。

これじゃあキララの時と同じ事やっているだけだと思い、無理強いするのはやめにしました。

犬が食べなくなるということは、もういいよ・・・と言っていることだと思います。

無理に延命する事はやめようと決めていたので、本人が食べたいものを食べたいときに食べたい量だけでいいと決めました。

最後に口にしたのは、ローストビーフを10gぐらい。

 

とうとう、12日からは何も食べなくなってしまいました。

それでもシェリーはそんなに苦しそうではなく、自力でお水も飲み、トイレにも行けます。

一日ほとんど寝たきりでも、自分で寝返りができています。

 

皮下輸液を自宅でやる方法もあると言われたのですが、

ただの延命治療ではないかと・・・

体が楽になるということなので2回ほど病院でやってもらいましたが、食欲が出るほどの回復には至りません。

シェリーは食べることが何よりも大好きで、生き甲斐といってもいいほどでした。

美味しいものを食べるために生きていたのに、食べることも出来ない今は、なんのために生きているのだろう。

とても悩みましたが、この状態を長引かせるだけなら皮下輸液での延命はやめようと決心しました。

それよりも早く楽になれるといいねと考えるように。

 

18日からは、飲めていたお水も吐いてしまうように。

スポイトでポカリスエットを薄めたものを口に入れてあげると、少しずつですが飲んでくれました。

でも、その頃には寝返りができない状態まで悪化。

2時間おきに体を動かして、床ずれができないようにし、それとできるだけ抱っこをしてあげることにしました。

そんなに甘えん坊ではなかったシェリーが、なぜか嬉しそうにしているように感じます。

痛そうにはしていないのでそれだけが救いでしたが、もしかしたらシェリーは我慢強いので、表に出さなかっただけかもしれません。

 

痛いのか、辛いのか・・・

19日から時々クーンと泣くようになりました。

わからないけど、ただ撫でてあげるしかできません。

薬を溶かした甘い水を少し口に入れただけで、出るものもないのにゲーゲーしてしまいます。

目にはもう力がありません。

 

食べられなくなって10日目・・・

20日の夜には、時々大きな声で叫ぶような事も・・・

数回ですが、痙攣もありました。

もうこれ以上苦しめるのは嫌だと、次の日に、ぐったりしているシェリーを連れて病院に行きました。

口のガンもあっという間に大きくなっていて、このままだと喉を塞いでしまうそうです。

先生もこれでは可哀想だと、安楽死を承諾してくれました。

 

足の血管から麻酔剤を投与してもらって、シェリーは眠りながら安らかに逝きました。

シェリーが最後まで何を思っていたのかはわかりません。

でも、「楽になれたよ。ありがとう。」と言ってくれると信じていたいです。

 

17年と3ヶ月、シェリーと一緒に居られて本当に良かったです。

キララが亡くなってしまった時も、シェリーがいたから癒されました。

二匹のワンコがいなくなってしまった家は、本当に無機質です。

心の中も空っぽになったような気がします。

 

火葬してもらったシェリーの粉骨は、キララと並んでいます。

最初は一緒の骨壷に入れようと思ったのですが、生前そんなに仲が良くなかった二匹なので、いやがるかなと・・・

いっぱいの笑いと感動とぬくもりを、本当にありがとう。

そのうちまた、会おうね。