大正時代の息吹を今日に伝える洗練された名園です。映画のワンシーンのような美しい「洋館」、緑・花いっぱいの「洋風庭園」、 大自然を思わせる「日本庭園」があります。
お気に入りシーン
高台、傾斜地、低地のある地形を巧みに活かた公園です。
今回の散策経路 ↓ 散策時間:約1時間半
↑これが庭園の入口です。
大正時代に古河男爵の邸宅であったものをその後、庭園として整備したそうです。
洋館&庭園
洋館&洋風庭園
英国人ジョサイア・コンドルさんが設計者(明治~大正にかけて日本に在住)
日本庭園
名庭師の小川治兵衛さんが造園(京都生まれ 1860年~1933年)
庭園は、国有財産で東京都が借り受けている。
↑これが洋館です。この前の敷地は「馬車道」の一部です。ご主人様の「馬車」が通られたのでしょう。
↑洋館の横を通っている「馬車道」を歩いています。左手、樹木の向こうに洋館があります。
今回は「反時計回り」で園内を散策することにしました。
(日本庭園→洋風庭園→日本庭園の順に歩きます)
↑ 「兜門」(かぶともん)です。
茶道の庵や寺院に設置される門のようです。簡素な門構え、檜皮葺(ひのきかわぶき)、竹樋(たけとい)のただずまいなど 侘びた(わびた)風情を演出するのに設置される。
↑日本庭園の中を進みます。
樹木の奥に「十五層塔」が見えます。
↑「心字池」 (しんじいけ)からの「流れ」です。
↑草書体の”心”を形取った「心字池」が見えてきました。
↑「雪見型灯籠」 (ゆきみがたとうろう)です。
この灯籠は水辺によく据(す)えられて、その姿が水面(みずも)に浮いて見える「浮身」(うきみ)と点灯時にその灯が浮いて見える"浮灯"(うきひ)が"雪見"に変化したとする見方があるそうです。
↑上を見上げると「真夏の空」が広がっています。
↑「大滝」(おおたき)です。残念ながら今日は水が流れていません。
手前は「大滝」の滝壺です。
この滝は、本郷台地と低地の斜面を巧みに利用した、小川治兵衛(おがわじへい)の最も力を入れた場所の一つです。
滝壺まで20m落ちる景観は氏の作風の中でも珍しく丘陵幽玄の境地を如何なく発揮しているそうです。
↑「大滝」の滝壺 (たきつぼ)です。
↑「見晴台」への急階段を上ります。
↑「見晴台」です。
見晴台から見た洋風庭園です。
↑「見晴台」から見える「洋館」です。
↑「見晴台」から見える「真夏の空」です!
↑「洋風庭園」に入ります。
↑「洋風庭園」です。
↑「洋風庭園」から見上げた「洋館」です!古河家の御令嬢はお昼寝」中でしょうか?窓が全部閉まっています・・・。今日は、洋館はお休みの日でした。
中を見学するには往復はがきによる事前申し込みが必要のようです。
↑「洋風庭園」を出て、先ほど見残した「日本庭園」を見に行きます。
↑「渓谷」(けいこく)です。
案内板このような説明がなされています。
「この渓谷は小川治兵衛(おがわじへい)の最も力を入れた場所の一つであり、また数ある氏の作庭(さくてい)の中でも当庭園の渓谷風の流れ(ながれ)は珍しい。まさに人工の粋(すい)を尽くした自然の描写(びょうしゃ)は素晴らしい。」
↑「心字池」を渡ります。
↑緑が美しいです。
↑「心字池」です。
↑「枯滝」 (かれたき)です。
案内板このような説明がなされています。
「水を使わないで山水の景観を表現する「枯山水」の道具立てのひとつが枯滝。心字池の州浜の奥の渓谷の水源を模した景観として枯滝石組があります。」
これから出口へ向かいます。
<コメント>
○ 当園のバラ園についてのブログあります。
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○ 近くにある公園も散策するとよいかもしれません。
所 在:東京都北区西ヶ原1
アクセス: JR山手線 駒込駅 下車 徒歩12分
JR京浜東北線 上中里駅 下車 徒歩7分
東京メトロ 南北線 西ヶ原駅 徒歩7分
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繰り返される「日常」・・・
ふと、自然の息吹(いぶき)を
感じたくなることありませんか
遠くて近い・・・
名園・公園の散策ブログです
by Setugetuka
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