ミネラルにはカルシウム・リン・硫黄・カリウム・ナトリウム・塩素・マグネシウムがあります

 

この7種の元素で人間の体の構成成分の3~4%が占められています

 

さらに、人体にはごく微量状態で存在するミネラルがあります

 

微量元素と呼ばれるもので鉄・亜鉛・銅・クロム・コバルト・セレニウム・マンガン・モリブデン・ヨウ素・フッ素・ニッケル・ケイ素・スズ・バナジウムなどです。

 

 

これらの元素はすべて合わせても人体の構成成分のわずか0.02%にしかなりません

 

 

しかし体の機能が円滑に営まれるためにはこれたの微量元素が体内にバランスよく存在する必要があります

 

微量元素がないと体内の酵素が活性化されなかったり遺伝を司る細胞内のDNAやRNAが異常を起こしたりします

 

大切な微量元素の1つが亜鉛です。

 

 

亜鉛はDNAやタンパク質の合成、細胞や組織の代謝などにかかわる200種類以上の酵素の構成成分です

 

その働きは免疫機能を高めるインスリンの構成成分として血糖をコントロールする動脈壁の傷の修復を促進して動脈を防ぐなどです

 

また、亜鉛は「セックスミネラル」とも呼ばれており生殖機能に深く関与しています

 

男性の前立腺や精液には亜鉛が高い濃度で含まれています

 

微量元素を多く含む食べ物は穀類・野菜・海藻類・お茶などです

 

日本人にはおなじみの食材ばかりです

 

和食が理想の健康食であることは微量元素の観点からも明らかです

 

こうした微量元素は土壌に多く含まれています

 

しかし近年、化学肥料や農薬の使用で日本の土壌は深刻なミネラル不足に陥っています

 

そのため野菜など食べ物に含まれるミネラルも昔に比べて大幅に減少してしまっています

 

一人当たりの医療費が全国的に高かったある町で町長と有識者、学者、医者が協力して土壌の改良に取り組みました

 

改良した土壌で採れた野菜を食べるようになったところ2~3年後に医療費が大幅に減少したそうです

 

土壌と食のミネラルが健康にとっていかに大切がを示すエピソードではないでしょうか?

 

 

和食を食べてミネラルをよく摂るべし!