輪行 三重県津市美杉村 三多気のサクラ | 自由気ままな放課後

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さすらおう この世界中を ころがり続けてうたうよ 旅路の歌を

たった一枚の写真を撮ろうと思って…

雲出川沿いに延びるJR名松線 その名松線に並行する県道15号線をどんどこ進めば、やがて名松線の終着駅 伊勢奥津(いせおきつ)駅にたどり着くハズなんだけど、昨年の台風で、またの土砂崩れで通行止! 迂回路は、逢坂(あいさか)峠 なんだよ峠越えかよ

 

ハッキリ言って、この逢坂峠 ナメてました^_^;

最終目的地である三多気(みたけ)の桜に到着するまでに足を使い切ってしまった様で三多気の坂が登れない! 左足太ももが悲鳴を上げた。 ここまで60kmちょいしか走ってないのに。。

しかし、ここまで来たんだからと気力と根性でこの一枚

好きなんですよね この風景 満開の桜の有無に関係無くこの窮屈な開放感が。

山村集落の桜並木の激坂をてっぺんまで登って振り返ると緑の濃淡

水田に張った水面が鏡の様に新緑を映す予定だったんだけど、生憎の曇り空ガーン

桜が満開の頃は、きっと凄い人だったんじゃないかな。昨日は、すれ違う人もまばら

腰を下ろし、しばらくこの風景を眺めながら、おにぎり誰にも邪魔されない孤独のグルメ 最高の時間

 

 

この最高の時間を得る為、ここへ来るまでの道のりを振り返ると、時代が新しくなろうとしてるのに合わせるかの様に何故か県道15号線 このふたつのトンネルを抜けると昭和がいっぱいだった。

 

かつて流行った言葉のひとつに

父ちゃん出稼ぎに行って残った爺ちゃん、婆ちゃん、母ちゃんで田畑をする「3ちゃん農業」ってのがあったが、そんな言葉を払拭する日本の農業(米作り)の原形とも言える光景を見る事が出来たおねがい

老いも若きも男も女も 親戚かご近所か? みんな~で田植え 話声や笑い声が時折、山間に響く

昔はこんな風景 当たり前だったが、今じゃせいぜい体験農業で目にするくらい

しばらく、眺めて先へ進むと、林業の盛んな美杉村の製材所の広い敷地に沢山の人出を発見!

なんだ なんだぁ? ちょっと寄ってみよう!

昭和の車がズラリんちょ

GWのイベントなんだろう 遠い記憶が蘇ってくる。こんなボンネットバスや三輪トラック走ってたよな~

まるで「ALWAYS 三丁目の夕日」の世界じゃないか。 昭和の遺産やね 現役に感動もんです!

 

思えば、昭和よりも平成の方が生きた時間が長いのに記憶は圧倒的に昭和が多いのは歳のセイ?

昨日は、新しい時代になっても「昭和を忘れんといてや」とそんなメッセージの日だったのかも。

わかっちゅうよ(^_-)-☆

 

この季節 やっぱ が映えるのは、もうすぐ「みどりの日」だからかぇ?

帰りは、伊勢奥津駅から輪行 これがまた…伊勢奥津駅で1時間半待ちアセアセ

JR名松線 非電化の単線 2時間に1本 レールが錆びつかない程度の運行かと思った。

ええんだな この のんびりさが。車窓からの景色も揺れもスローライフそのもの。