こんなふうに潜在意識から操られてテロをやらされたら恐ろしい。こういうことがあってもおかしくないという時代。
ライ麦畑がジョン・レノンを殺害した
レノンの殺害から四ヶ月もたたない1981年3月30日、ロナルド・レーガン大統領の暗殺未遂事件が起きた。レノン殺害からまもない時期だったため、報道陣はヒンクリーの所持品のなかからサリンジャーの小説が発見されたことを、ことさら騒ぎたてた。これらの事件から奇妙な説が現れてきた。レノンの死やレーガンの狙撃にはこみいった陰謀があって、「キャッチャー・イン・ザ・ライ』のなかに潜在意識への殺人命令が染みこまれているのではないかと。(詳細)
若者に絶大な支持を得るなか、アメリカでは学校の図書室から追放、禁書扱いされ、80年代にはジョン・レノンを殺害したマーク・チャップマンが警察に捕まるまで殺害現場で読んでいて、法廷で作中の一節を読み上げたこと、レーガン大統領殺害未遂事件を起したジョン・ヒンクリー、女優のレベッカ・シェイファーを殺害したロバート・バルドもこの本を愛読書にしていたなど、よろしくない話題も手伝って売れ続ける作品であり、近年の日本では、『攻殻機動隊S.A.C』『サイコパス』『バナナフィッシュ』『天気の子』など、数々のアニメ作品で題材として使われてまた興味を持たれるようになりました。
もしあなたが、自分が体験した実話を書こう思う前に、知っておくことは、出版社は書かせてくれない。 SF映画やスパイ小説として出版しましょう。
関連映画 潜在意識 『テレフォン』
アメリカ国内で軍事基地が破壊される事件が多発し、事件の犯人は普通の市民達であった。ただ、彼らは、「森は美しく暗く深い。だが約束を果たし、眠りにつくまでに道はまだ遠い…」という詩を電話で聞かされ、催眠術にかかったように爆破活動へ向かっていた。
冷戦時代に撒かれた種を消さねばならないスパイをチャールズ・ブロンソンが演じる。しかし電話であるフレーズを通告されると機械的にテロを実行する催眠術なんて存在するのだろうか。
関連映画 潜在意識 覚醒
エージェント・ウルトラ
サルを主人公にした自作漫画を描きながら、のらりくらりと過ごすダメ男。
一念発起で最高のプロポーズを演出しようと同棲中のガールフレンドとのハワイ旅行を計画する。しかし直前にパニック発作を起こし、飛行機に乗ることさえできない。ある日マイクは店番中に謎の暗号を告げられる。気が付くとスプーン1本で2人の暴漢を刺殺していた。マイクはCIAの極秘計画でトレーニングされた最強エージェントだったのだ!