少しずつ断捨離は、考えてます。

      

 

 

50代も折り返し地点になり、

 

少しずつ、

 

やっぱり

 

終活について

 

考えるようにはなってきました。

 

あたしの父親、35歳で交通事故で他界。

 

母親は、63歳で病死です。

 

祖父母の介護では、

弟と二人、かなり悩んだけど、

何年も続くことなく、終わった。

 

 

あのね、あたしね、

 

23年前に離婚して、

 

長男は、父親と、

 

次男はあたしと

 

暮らしていました。

 

東日本大震災の津波で両家とも自宅が流されて、

 

それまで音信不通だったのに、

 

何の因果か、仮設住宅が「ご近所」になってしまいまして。

 

息子たちは、毎日、

 

二つの仮設住宅を行ったり来たり

 

するようになりました。

 

 

離婚してだいぶ時間もたち、

 

大災害の後だったから、

 

お互いが生きていることが大変めでたく、

 

元夫婦だったことまできれいさっぱり「水に流し」、

 

なんやかんやで、

 

いい距離感を保ちながら、

 

元旦那と、

 

友達みたいないい関係に

 

なっていました。

 

 

もう一回一緒に暮らすとかっていうことには、

ならなかったけど。

 

 

この距離感が、ちょうどいい感じで、

お互い、まあ、いい関係ではありました。

 

 

2年前、突然、元旦那が大動脈りゅう破裂で、急死。

 

 

葬儀の後、

 

長男を手伝って家の中を片付けたんです。

 

 

ここまで物のない人っている?

 

 

ほんとにびっくりした。

 

 

持ち物がほんとに何もない。

 

片づけなきゃいけない対象が何もないの。

 

 

パンツも5本くらい。

 

トレーナーとかシャツも10枚なかったし。

 

靴下や下着でさえも、片手に持てるくらいしかなかった。

 

 

この人、どうやって生活していたんだろう・・・・

 

 

それでも、寝具や、元旦那が使っていたものは、

 

息子たちが燃えないゴミに片づけて、

 

半日もあれば、

 

あの人がここにいた痕跡さえ、

 

全部片付いてしまった。

 

 

食器も最低限しかなくて、

 

祭壇にご飯を上げるとき、

 

「本人の使っていた茶碗にご飯をよそってあげてください」

 

と葬祭屋さんから言われたけど、

 

それさえ、どれか見当たらなくて、

 

結局我が家から茶碗を持ってきてご飯をよそった。

 

 

今、あたしは、長男とこの家に暮らしているんです。

 

新築で7年しか住んでいなかったあたしの家はあっさり親戚に売却して。

 

長男と元旦那が住んでいた家の半分くらいの大きさの小さな家だったけど、

それでも断捨離もだいぶしたんですよ。

 

 

でも物の量は、あたしが引っ越してきて倍以上に増え、

 

長男からは、

 

「なんで断捨離してこないんだよ!」

 

と怒鳴られた。

 

「あんたんちが、物がなさ過ぎたんだってば!」

 

といったけど、

 

あれで生活ができていたことを思うと、

 

確かにあたしが引っ越して持ってきたものの量は

 

多すぎかもしれないです。

 

このままだと、

 

あたしが召されたとき、

 

うちの息子たちからの凄まじい罵倒は、

 

今から覚悟しなければなりません。

 

そういうわけで、

 

こうして、ブログを書きながらも

 

何を捨てようか、

 

きょろきょろ

 

見回しているのです。