家を離れて競技に打ち込み
実家にあまり寄り付かなかった私

田舎すぎて、何もなくて。

過去何度か取ろうかな。と口走ると
やめてくれ。と懇願され…
まぁ、チャリで運転してても
ぼさっとして縦回転でこけるもんな

車でこれをやったら死ぬわな。
実家はやることもそんなないし…
まだ夢を叶えてないから…
そんな私が。
結婚を機に………
少しは帰るようになりました

主人が本当に家族に溶け込んで
(甲子園観戦する父と主人)
実家で手料理を振舞ってくれたりと。
すごく、すごく
私の家族を大切にしてくれます



主人が家族を愛してくれて
我が家のみんなが
主人のことを愛してくれて
その空気を感じるのが本当に好き

兄は義弟ができて本当に嬉しいらしく
しょっちゅう連絡を取り合ってて
今回の帰省で主人は一人で
兄の家に泊まりに行ってた
うける

私ひとりだったら
こんな何気ない瞬間を
こんなに幸せと思えたかな

私は家族が好きです

家族が誇りです

私はどんなときもいつも
無謀な挑戦を選択してきたらしく…
柔道でオリンピック優勝する

レスリングでオリンピック優勝する

女子アスリートのブランドつくる

ほんまになんの根拠もなく
やる
って決めて突き進む私を

支えてくれたのはいつも家族でした

見栄っ張りで負けず嫌いで
レスリングを始めたばかりの頃や
大学へ行ってまだ勝てない頃
試合の応援に来ようとする親に
見にこないで
って言ってたなー

親が来るといいところを見せたくて
余計緊張していたり

オリンピックで優勝どころか
オリンピック出れなかったけど…
レスリング人生の中で
一番ワクワクしていて
試合を迎えるのが本当に楽しみで
試合中もめちゃくちゃ楽しんだ試合で
オリンピック選手に勝って
日本一になった姿を
見せられて本当に良かった

なんとか獲れた世界の銅メダルより
一番のベストバウトやったな

結果とか実績とかじゃなくて。
ほんまに、過程の全てが楽しかった

楽しんだら結果に繋がった感じ

試合が終わって顔を上げたら
部長さんが立ち上がって泣いてた

観客席に行ったらお母さんが泣いた

勝負の世界は
楽しんでばかりいられる世界違うし
甘いもんじゃないんやけど…
不謹慎かもやけど、楽しかったなぁ
挑戦するのが楽しかったなぁ
全力で楽しんで出し切った先に
笑顔と歓喜の声と涙があって……
あの瞬間を体感できて
親にも見せられたのは
ほんまに幸せやったな



世界選手権はデンマークであって
両親が応援に来てくれました

その渡航費や宿泊費は
兄が負担してくれたと聞きました

ロンドンオリンピックの前年に
強化選手になっていながら
自分の中でレスリングをやり切って
新たな夢に向かおうとした時…
話しても
理解されないやろ。
と思って
勝手に専門学校探して
願書送って受けて
東京で住むところ見つけて
勝手に会社や監督と話して辞めて。
全部勝手に次を決めてから
実家に報告に帰りました

家族一同、驚愕。爆笑
あの瞬間何回思い出しても笑える
お母さんの叫び声。ははは
そしてその時…
オリンピックに出れなかった私の
夢を信じて……
オリンピックの前に
家族全員分のパスポートを
兄が揃えてくれていたと聞きました

家族で乗り越えた
困難があったことを聞きました

オリンピックを目指す私の
心の負担にならないようにと…
家族はなんでも、私に秘密で。
私だけが、何も知らなかった

わたしは
そんな家族の元に生まれました

私の家族は愛の塊です。
何よりも誇りです。
父が最近、酔って言いました。
友梨は、いつも夢を追うやろう。
なんていうか
"目標"なんて言葉じゃ表せない
もっと遠くにありそうな
普通の人じゃ思えないような
それこそ、"夢" を。
いつも希望をもらえる。
お前と話すと元気がもらえるんや。
なんかすごくワクワクするんや。
俺もあと1年で定年や。
何かしたいんや、何ができるかなぁ
お前を見てるとな。
なんか俺もできる気がするんや。
………。
私、空が好きなんです。
あと、地平線と水平線。
あと、モデルハウスとかでかい家←

なんでか分からんけど
すんごいワクワクして。
ちっちゃい時から

それこそ、
家なんて中身が気になって気になって
東京とかすげー外観の家とかあって
不審者並みに
グルグル周囲を回ったこともある

それが、
なんでか分かった気がする

想像するのが好き
なんやな、きっと。
先が見えない方が好き。
それを想像して、ワクワクして。
いっそ自分で
作ってしまいたくなるんやろうなぁ
大人になっても
その感覚全然抜けないもんなぁ…
先日妹の部屋で
でっかいシャボン玉棒?を見つけて
車の窓から解き放ったら
どうなるのか知りたくて
試してみたら
後方車両に迷惑だから辞めなさい

と主人に怒られた31歳です……(._.)
ちなみに。
車のスピードの風では
シャボン玉はできません(._.)
顔面にシャボン液がかかるだけ(._.)
そして同乗者に怒られる。
だから真似しないように。
………。
私、今回実家に帰って
つくづく痛感させられました

私、家族に恩返ししたくて

家族を私が幸せにしたくて

でもそんな器マジでない
私は人を助けられるような器じゃない
確かなものが何もない。
たとえばお金。安定。
たとえば権力、地位、知名度。
自分で客観的に見ても危なっかしい

いつもどんな時も危なっかしい

現時点から
遥かに見えないところを目指して
時に地べたを這いつくばっても
世間体としてはカスでも
全然気にならなくて←
全力で自分のために楽しんでしまう

そんな私が
誰かを助けられようか



引きずり込むつもりか

だけど気付いたらいつの間にか
商標登録は完了して
商品ができて
もうすぐ服を作る見積もりができる
ついに資金集めか。
ここまで具体的になってきたか。
夢に金を突っ込んできた私は
土下座の練習をしないと。
私は、確かなものは何もないけど
夢を描ける

怯えず目指せる謎の強さがある

そして、
家族が味方でいてくれる

私は私らしく行こう。
特技は暴走なんやろう、爆走かも

KINGLILYの夢叶えたら
自分の野望を叶えたら
その時初めて
あのベストバウトの時みたいに
爆発的な歓喜を見られるのかな

戦う女子の筋肉は
美しくまとわれるかな

女子スポーツ界に
新たな風を
吹かせられるかな

ゴツかわいいってジャンル
生まれるかな

…あぁ、やっぱり私の楽しみは
今は見えない未来しかない

誰かのために
誰かを守るために
そんな安定した強さは
持ち合わせてないけど
最強に楽しくて喜んでもらえそうな
ワクワクの野望がある



お兄ちゃんよ。妹よ。
ごめん、両親を頼むね



いつもありがとう

父が定年を迎えた時に
歳なんて関係ねぇ!
やりたいこと、やりなよ!って
思い切り背中を押せるくらいの。
そんな存在にはなってたいなぁ




