メリークリスマース!
皆さんのところにはサンタさんは来ましたか?
我が家には来ましたよ。
ヨンタさんが。
恐怖のヨンタさんがね…。
ちゃっかり者の次男ひかるは、希望の品を手紙に書いていました。
ぼんやり者の長男あきらは、おもちゃのチラシを見て「これいいなー」程度の発言はありましたが、これ!という強い希望がなかったようで、具体的な商品名を口にすることはなく、当日が近付いていました。
10日ほど前に、ひかるの書いた手紙を、サンタさんの住所を知っているじいちゃん&ばあちゃん(私の両親)に、コッソリ渡しに行きました。
するとばあちゃんが「もう勝手に選んで用意してある」と言うではありませんか。
ひかるにはミニカー(えっ?!それだけ?!確かに欲しいミニカーがあるのは知っていますが)で、あきらには「動物将棋」という物だそうです。
ひかるは希望の商品がハッキリしていたので手紙とおもちゃ屋のチラシを渡せばいいと思っていましたが、あきらについては、私の、瑛の母としての勘で「顕微鏡か天体望遠鏡なら間違いなく喜ぶと思うからどっちかを買ってくれ。」というつもりでいました。(ちなみに5000円程度の安い顕微鏡があるようです。しかも1000円割引券まで付いていました。へー。)
ところが実家の母は、もう買ったと言うではありませんか。
困ったな。
ひかるはよくわかってないからミニカーでも喜ぶでしょうが(まさかそれだけということもないでしょうし)、あきらの「動物将棋」は…どやろか。
確かにあきらは将棋が大好きです。
大好きなだけに、しょっちゅう将棋の本は読んでいるし、将棋のセットも、我が家には大小合わせて3セットもあります。
そんなあきらに「動物将棋」って…どやろか。
将棋セットは正直これ以上は必要ないし、「動物将棋」という物がどういうものなのかわかりません。
一応母には「顕微鏡か天体望遠鏡なら間違いなく喜ぶと思う」という私の思いも伝えましたが、もう用意してあるので聞き入れてはもらえませんでした(当然)
ひかるの方は、「とりあえずチラシを置いていき」と言われたので、聞きいれてもらえたようです。
そして、若干の不安を残しつつ運命のクリスマスが来ました。
サンタさんから預かった荷物は2つ。
あきらかにひかるの希望した物であろう大きな箱と、あきらかに「動物将棋」と思われる小さな箱を、彼らの枕元…は狭いので足元に置いておきました。
そして今朝。
私が起きてリビングに降りると、既に早くに起きていた子供たち…。
あきらがベソをかいています。
やっぱりな…。
荷物にはそれぞれ「○○くんへ」とは書かれてはいなかったようですが、自分の希望した物が入っていたわけですから、ひかるは「こっちが自分の物」と理解し、残る「動物将棋」が自動的にあきら宛ての物と判断されたようです。
そして良く見たら「動物将棋」ではなく「どうぶつしょうぎ」と書かれてあり、かなりファンシー(?)なかわいらしいイラストの将棋です。
さらに良く良く見たら「3歳から」と書かれているではありませんか。
思うに、この「どうぶつしょうぎ」は、「将棋」に入る前の子供に、将棋っぽいルールの遊びを覚えさせ、自然に「将棋」にシフト出来るようなおもちゃなのではなかろうか。だって、駒が全部で8個しかないんですもの!
だから「3歳から」なのではなかろうか。
説明書にもそのような事が書かれてあります(ちゃんと読んでないけど)
そりゃあきらもベソかくよなぁと思います。
「絶対これが欲しい」という程の思いではなかったようですが、どうやらラジコンを欲しかったようで、ちゃんと希望を述べない自分が悪い(本当にそうなのか?)とは思うものの、届いたのは「どうぶつしょうぎ」…どうみてもあきらの目には「赤ちゃんの木のおもちゃ」にしか見えない「どうぶつしょうぎ」
多分この「どうぶつしょうぎ」は、「単なる3歳からのおもちゃ」なのではなく、何歳でも、頭を使うので本当の「将棋」とはまた違い誰でも気軽に遊べるよい知育玩具なのだろうとは思いますが、そんなことはあきらには伝わりません。
一応「どうぶつしょうぎ」で調べてみたところ、
日本女子プロ将棋協会(LPSA)公認。
盤面3×4の計12マス、駒8枚の小さな世界でくりひろげられる、まったく新しいタイプの将棋ゲーム。
簡易将棋と思いきや、その内容は本格的で奥が深く、こどもから大人まで幅広く楽しめる内容。
現役女流棋士・北尾まどか氏が考案し、同じく女流棋士である藤田麻衣子氏がイラスト・デザインを担当。
子どもたちになじみのあるかわいらしい動物が、森の中を動き回り、さいごに森の王様「ライオン」をキャッチできたら勝ちという、楽しいストーリーも魅力のひとつ。
と紹介されています。
先日テレビで紹介されて話題になり、一気にどこもかしこも品切れ状態みたいです。
でもあきらにはそんなことは関係ないのです。
実家の両親にはものすごく申し訳ないのですが…、
あきらにとっては、今年がそろそろ最後の「本当の意味でのクリスマス」かもしれないなと思うので(先日サンタを怪しんでいる発言をしていた)、これが最後のクリスマスの思い出とは…切ないなぁと思ってしまいました。
ヨンタが来た。
と思うしかないな。