マンガみたいな男 | 毎日がキラピカ

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育児育児で自分の時間は激減。それでも「自分が一番大事」という姿勢は崩さず、趣味の吹奏楽だけは意地で続ける。そんな私が気まぐれな頻度で書きます。

火曜日の夕方6時前。

長男あきらがスイミングから帰って来る時間です。

送迎バスで通っているので、ほったらかしていても帰ってきますが、冬になって外が暗いので、このところはバス停まで迎えに行っています。


スイミングスクールのバスから降りたあきらが開口一番こう言いました。


「カード入れるやつが無くなってん」


…なぬ?!


スイミングスクールの会員証(カード)があり、スクールに着いたらそのカードを機械に通すことになっています。(出欠の記録のため。)


あきらの言う「カード入れるやつ」とは、そのカードを無くさないように・カードをすぐに取り出せるようにと、定期入れ(カード入れ?)に紐をつけて、首から下げられるようにしてやった物です。


それが無くなったと仰る?

無くならないように首から下げるようにしているにもかかわらず、無くなったと仰るか?


ふぅ…。

今日も今日とて泣きたいなほんとこの子と居ると…。


行くときは確かに首から下げて出て行ったし、スクールに着いて機械には通したと言うので、ロッカールームにでも落としてきたのだろうと思います。

でも本人は「ロッカールームには落ちてなかった」と言い張ります。

まぁ、そう言ってられるのも今のうちですよあきらくん。

明日スクールに電話して聞いておくわ、と言っておきました。

いつも着替えが遅いあきらは、バスを、つまり同じバスに乗る友達みんなを待たせてしまっているため、スクールを出る時には慌てていることが多いようです。だから水着一式を2度も忘れてカラッポのリュックを平気で背負って帰って来たりするわけです。



帰宅後小一時間ののち、夕食の準備が出来たので、2階で宿題をしていたあきらに声をかけました。


リビングに居る私の耳に、あきらが階段を下りる音が聞こえてきます。

そして階段を下りたところで足が止まったようです。突然動きが止まってボケーっとするのはいつもの事なので気にしません。


そして…


「あっ!あった!!」


と声が聞こえたと思ったらリビングに入ってきました。



あきら 「お母さん!

      カード入れるやつ、あったわ!!」


わたし 「え?どこにあったん?」




あきら 「首に掛かってたわ!!」




ギャフン!!!




泣きたい。



マンガみたい。

この子、マンガみたいや。


マンガの中の人がここに居ますよー!


まるで、おでこの上にメガネをかけて、「メガネ、メガネ…」と探している人みたいです。




しかし幸せな人やな。

羨ましいくらい呑気すぎる。

お幸せに…。




ところで、私が大の「Xファイル好き」であることはもうご存知でしょうが、その私の携帯の着メロは勿論Xファイルのテーマ曲です。不気味です。静かな曲ゆえ、さっきお父さんから電話があったのですが、転寝していた私は着信にまるで気付きませんでした…。ミステリー。

メールの着信は、モルダーとスカリーの「着ボイス」です。

モルダーの声で「スカリー」と名を呼ぶ声の後に、スカリーが「モルダー」と呼び返す。

なんて素敵な着ボイス…(ウットリ)

もちろん声優さんの声じゃないですよ!俳優さん(D.ドゥカブニー、G.アンダーソン)ご本人の声ですよ!

いや、私は吹き替えを担当された小杉さんと相沢さんのお声は大好きなのですが!(出た。声優さんを語るとアツい主婦)


メールが来るたびに「スカリー、モルダー」と喋る携帯に、そのつど次男ひかるが怖がって、この声やめてくれと訴えて来るのですが、やめません。