大変ご無沙汰しています。
随分と間があいてしまいましたが元気にしております。
厳密には先週風邪を引いていましたが。
長いことここを留守にしている間にも、色々な出来事がありました。
児童センターでハロウィンパーティがあったり
JR新大阪駅へ新幹線を見に行ったり
ひかるが4歳になったり
私の健康診断があったり
市民文化祭にひかるが出演したり(児童センターのお遊戯発表がありました)
あきらの参観日があったり
ひかると通っていた公民館の親子体操講座が今日で最終日だったり
ひかるのスイミングは毎週毎週大変だったり
あきらの帰宅は毎日毎日遅かったり
他にも色々色々ありました。なんか本当に色々ありました。
色々ありすぎて気分的にしんどく、全然日記をかけませんでした。
そんな多忙の中、最大の出来事が11月4日の朝に起こりました。
その日もいつも通り、6:45にあきらを起こしたのですが、目を覚ましたあきらが「足が痛い」と訴えました。「痛くて起きられない」とまで言います。
私は「ねぞうが悪くてしびれてるだけじゃないの?そのうち起きられるやろ?」と呑気なことを言ってみたのですが、あきらが痛い痛いと訴え続けます。
痛くてどうしようもない様子で、体を真っ直ぐ伸ばしたまま硬直してしまっていて、手助けしても体を起すことさえ出来ない状態でした。
これはただごとではない。
痛がりかたも尋常じゃないし、この硬直は一体…
何かややこしい病気だったらどうしよう…
うちのお父さんは病院に勤めているので、こんな時には頼りになります。
お父さんが、勤め先の病院に連れて行ってくれることになりました。
車通勤なのでお父さんの車にあきらを乗せたいのですが、立ち上がるどころか体を起すことさえできないあきらをどうやって車まで運ぶか…。まずあきらを抱っこしようとしたのですが、ベッドに横たわったままのあきらの腕を引いて上半身を起してやっただけで「痛い痛い!」と訴えます。これでは抱っこは無理…。でも抱っこ以外に運ぶ方法がない…。というわけで、痛がるあきらをとにかく抱えて、階下へ。そのまま外へでて車の後部座席へ。あきらは相変わらず体を真っ直ぐに固まらせたまま横たわっていました。
そして、お父さんはあきらを乗せて出勤していきました。
私はひかるを実家に頼み、お父さんからの連絡を待ってから、自分の車で病院に向かいました。
何かややこしい病気だったらどうしよう…
一生立てなくなったりしたらどうしよう…
そんなことばかり考えながら病院に向かいました。
数時間ぶりに会ったあきらは、車椅子に座っていました。
ん…?
なんか元気そう…。
元気そうどころか、車椅子が楽しいようで、あっちこっち触っては叱られたり、「自分で進む」と言っては叱られたり…
それっていつも通りなんですがーっ!
でも、座ってじっとしていると痛みはないものの、少しでも動かすとやはり痛いようです。
そしてようやく診察の順番が回ってきました。
先生はあきらの足をほんの少し持ち上げて、あきらの痛がり方を見ただけで、特に治療はされませんでした。
恐らく、急性の股関節炎だろうということでした。
レントゲンやMRIを撮ることも出来るけれど、レントゲンというリスクを犯したり、MRIという高額な検査をしたところで、今日得られる結果は、見立てどおり、恐らく股関節炎だろうと思われるので、今日は特段検査はしないということでした。
ただし、股関節炎とその他の病気との違いは、一週間した時の状態が良くなっているか悪くなっているかという部分なので、来週も受診して下さい、と言われました。
歩行どころか立ち上がることも困難な状態なので、松葉杖を借りて帰るように指示を受けました。
さらには、「松葉杖で上手く歩けないようだったら、学校は数日休んで下さい」とも言われました。
リハビリ室へ行き、まず松葉杖を背丈に合わせて調節してもらい、その後松葉杖で歩く練習をしました。でも、車椅子から立ち上がる時点で痛がるので、練習はなかなか進みません。そうでなくても足は痛いし、初めての松葉杖だし、もちろん上手く歩けるわけがありません。なんとか練習は終えましたが、リハビリ担当の方が「学校は…無理そうですね…」と仰いました。そうですよね…。だって1年3組の教室は2階ですから。もうその時点で無理ですよ。
そんなわけで、いつ学校に復帰できるともわからないことだけが決定して、病院を後にすることになりました。
私の車にあきらを積み込む時点でまた「痛い痛い!」と騒ぎになりましたが、なんとか積み込んで、ひかるを拾うために実家へ帰宅。車から降ろすときにも「痛い痛い!」と大騒ぎになり、トイレに行くにも「痛い痛い!」と騒ぎになり、とにかくワンアクションごとに痛い痛いの騒ぎで、家に帰った時には親子共々グッタリでした…。
でも、痛みが少しマシになったようで、さらには、どう動かせば痛いかが本人もわかってきたようで、夕方、家の中で松葉杖で歩く練習をしていました。それがちょっと楽しかったようで、「あした学校行くわ」と言い出す始末。「ややこしいからやめとき」と言い聞かせておきました。
お風呂に入ることも勿論不可能なので(それに加え、温めないようにとも言われた)その日は早くに寝かせました。
寝る前にあきらが連絡帳に書いた先生への手紙は、
「まつばづえであるくのがじょうずになったよ」
でした。
翌日、痛みがずいぶんと和らいだようで、本人はやはり学校に行きたがりましたが、「今日行ったら絶対治らないぞ」と脅して、休ませました。
元気な病人(?)なのでヒマで仕方がないようでした。
しまいには普通に歩いたりしていました…。
さらに翌日の朝、すっかり痛みがなくなったと本人が言い張るため、登校を許可しました。松葉杖で行きたいと言いましたが、すでに前日から普通に歩いたりしていたので、逆に怪我の危険性が増す松葉杖はダメと言ってやると、「ちっ…」って感じで登校して行きました。松葉杖を友達に見せたかったのでしょう…。
その後2日間は元気イッパイに過ごし、3日後にまた痛みが出て足を引きずって歩いていましたが、それも翌日には治まり、一週間が過ぎます。
病院にも行って来ましたが、特に心配はなく、やはり急性の股関節炎だったのだろうということで終りました。
そんな日々を過ごしていました。
思い出してもあの朝は驚きました。
もうこの子は歩けなくなるんじゃないかと思いましたから。
でも、とりあえず何ともないようでほっとしました。
では~。