昆虫大陸2008 | 毎日がキラピカ

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育児育児で自分の時間は激減。それでも「自分が一番大事」という姿勢は崩さず、趣味の吹奏楽だけは意地で続ける。そんな私が気まぐれな頻度で書きます。

昆虫大陸2008というイベントが、大阪南港ATCホールで開催されています。

虫好き兄弟のために前売り券を購入していたので、今日行って来ました。


感想を一言で書きますと…

「もう二度と行きたくない」

に尽きます。


毛虫は苦手ですがカブトムシは結構好きな私にとっては、辛いイベントでした。

あれはカブトムシへの虐待としか思えないイベントです…。


展示はまぁいいとして、問題は「ふれあい広場」です。

その名の通り、カブトムシ・クワガタムシを放し飼いにしている部屋の中で、ムシたちと触れ合えるんです。

でも素手で触るのではなく、入室時に受け取った木の枝にムシを登らせたりして触れ合う。と、それだけのことです。

それだけのことのはずなのに。

部屋に入ってみれば、子供たちがムシを手でつかんでいたり、闘わせようと無理矢理2匹を向かい合わせに組ませていたり。

しかもなぜだか床がじゅうたん敷きで、絨毯の上ではカブトの足(ツメ?)が絨毯の毛に引っ掛かってしまうのですが、引っ掛かってるのに子供たちが無理矢理それを剥がそうとする。そんなことをすれば足がちぎれます。

めちゃくちゃでしたよ。実際足がちぎれている固体も居ましたし、残念なことに死んでしまっている個体も居ました。

係の人間も居るのですが、無茶をする子供達を注意する様子もなく。

無茶をやっている子供の親に限って、全く子供のことを見ていなかったり。←許せない

見ていても叱らなかったり。←許せない


私は、よその子でも叱ってしまうタイプのおばちゃんです。

今日も叱りましたが、それが何か?



枝でやさしく
枝を使って触れ合いましょう。


お尻をツンツン
土から通路に出て来てしまったムシには、お尻を優しくツンツンして、土の上へ誘導してあげましょう。

無理矢理手で捕まえようとしてはいけません。

ツメがじゅうたんに引っ掛かっているので、引っ張ると足がちぎれてしまいますよ。




「昆虫大陸」に行こうかなーと思っている方、悪いことは言わないのでやめておいた方がよろしいかと思います。

まっとうな神経を持った大人なら、ショックを受けるはずです。

1000円払ってあんな思いをしないといけないなんて辛すぎます。

子供はあれで喜ぶのかもしれませんが…。でも、子供にとっても、ペット屋で買ったムシを責任もって最後まで大切に育てる方が、いくらか情操教育に役立つのではないかと思いますよ。


このイベントはまだあと1ヶ月間も開催されています。

どれだけの数のムシたちが犠牲になるんだろうと思うと辛いです。



我が家でも、現在、コクワガタ2匹、カタツムリ2匹、メダカたくさん、タニシたくさん、エビ2匹を飼育しています。

一生懸命世話をしていますが、今日改めて、最後まで責任を持って大事に育てようと決意を新たにしました。


私も子供の頃は、動物を飼いたい飼いたいとせがむだけで、世話は父親に任せっきりでした。

自分も子供を持って気付きましたが、責任を持って毎日世話をするということが、子供には案外難しいことのようです。(あきらは、夏休みに観察をしないといけない「あさがおの水やり」さえしていません。)

人間の勝手で、自然の世界から無理矢理引き離して連れて来てしまった以上、最後までその命に対して責任を持つということがどれだけ大切(というか当然の事)なのか、ということまでは、まだまだ彼らにはわからないのです。

だからこそ、大人がきちんと世話をしなくては。

家に連れ帰ってしまった以上、「世話をしきれないから逃がそう(捨てよう)」ではいけないのだということも、子供達にはわかりません。子供たちどころか、そんなことさえわからないバカな大人も多いのが実情です。

悲しいことです。




とか言いつつ、ムカデやら毛虫やらは容赦なく退治しますよ私は。




今日もうちのカタツムリは元気にきゅうりを食べています。

今日もうちのメダカたちは元気に餌を食べています。

今日もうちのコクワガタ達は土の中に隠れています(いつも隠れています)。

願わくば、我が家の生き物たちが、最後の瞬間まで辛い思いをしなくていいように、と思います。