先日、長い間闘病生活を送っていた父が逝去しました。
ここ数ヶ月は緊急搬送先からの連絡で駆けつける回数が増えていて
いつその日になるのか、今日かも知れないと毎日張り詰めていましたが
いよいよその日が来てしまいました。
ちょっと特殊な病気で、最後には体が拘縮してしまい動かず、視力もほぼ無くなっていた父は
その体から魂が解放され、今はもう自由に歩けて目も視えて喜んでるんではないかなとも思います。
世間では「いい夫婦」の日に葬儀になってしまいましたが
喪主も務め、悲しいけれどすっきりとしたお別れが出来たと思います。
よく親の死に目に会えないって不幸とか親不孝とかいう人がいるけど
私は夜中に突然病院で逝ってしまった父の死に目には会えませんでした。
でも、ずっと前に父が病気になってすぐにどこかで読んだのですが
平均で母親が生涯わが子と一緒に過ごせる時間は約7年6ヶ月で父親は約3年4ヶ月
とありました。
すっごい短いと思いませんか?
さらに続きにこんなのが。
👇
その子供と過ごす時間を100%とすると、
幼稚園入園時には18%
幼稚園卒園時には32%
小学校卒業時は55%と経過し、
高校卒業時で73%も過ぎ去ってしまうそう。
自分の子供に重ねると既にちょっと悲しい。。
うちの父親は幼い頃はずっと仕事で海外に滞在していたうえ、両親の離婚後はしばらく合わない時期があったため
父と自分が一緒に過ごした時間って他の人より極端に少ないみたいです。
しかも多くの若い人もそうだと思いますが忙しい毎日を過ごしていいると、「急ぎじゃないし今度でいっか」と
あまりそんな事を意識する事の方が少ないだろうと思うんですが
でも、これを知ってからは大切な人に普段から感謝の気持ちや、大切に思っている事を伝える事って大切だな
と思うようになりました。
何も伝えずに死に目に会うのと、常日頃から感じてる事を伝えて死に目に会えないのだったら
断然後者の方が自分を好きになれると思います。
親子も夫婦も友達も大切な人に大切に思ってる事を伝えられたら喧嘩なんか起こらなそうですね。
そして、この父の病気も私が自分でビジネスを始めようと思った大きな要因の一つでした。
当時は「子育てと仕事でいっぱいいっぱいなのにお先真っ暗じゃん!」って思っていましたが
スティーブ・ジョブズが言ってたような
”結果点と点がつながり過去の経験が、その当時は思いもよらなかったことに活かせる状況”がまさに出来てたんです。
やっぱり人生っておもしろい。
そして葬儀後は娘が連れて行ってくれたモフモフカフェで癒されました☺️