タロットカード、小アルカナ５６枚をキーワードで解説！！
「コートカード」とは、数字の配していない小アルカナで
象徴的な人物像が描かれている。
ワンド、カップ、ソード、ディスクの４つの元素に
それぞれ４枚のカードがあり、合計１６枚。
クローリーのトートタロットでは、それぞれに
ナイト クイーン
プリンス プリンセス
と、名付けられている。
「ナイト」
その元素の成熟した陽（男性エネルギー）の質
「クイーン」
その元素の成熟した陰（女性エネルギー）の質
「プリンス」
その元素の未熟な陽（男性エネルギー）の質
「プリンセス」
その元素の未熟な陰（女性エネルギー）の質
を、人格化してあらわしている。
人格化されたエネルギーの質は
普遍的な男性性
女性性の象徴
であって、実際の男性、女性だからこのエネルギーの
通りと言うことではない。
男性の中にも女性エネルギーが、女性の中にも男性
エネルギーが、必ず存在する。
ワンドのプリンス
勢いよく戦車を操作する裸の若者に、象徴される
「ワンドのプリンス」
「未熟な陽の男性エネルギー」とは、行動的で
パワフルではあるものの不安定な要素を多く含む。
ワンドの示す創造性が、若いエネルギーに会うと
熱気を帯びた、みずみずしく新しいエネルギーの
熱狂や熱中
という抑えきれない性質を示す。
「プリンス」のカードは、具現化に向け働く力なので
どのカードよりも、実行力、行動力はあるけれど
時には、「若気の至り」と言われるような
性急で激しく
無謀なエネルギー
であることも！！
思いつきで動きやすいので、始めたことを最後まで
やり遂げるかは、保証出来ない。
自分を曲げない性質が極端に出ると、無駄な
トラブルに発展する可能性も高くなる。
ワンドのプリンス カップのプリンス
カップのプリンス
「カップのプリンス」 は、滑らかな水面の上を鷲に
引かれた戦車で突っ走る、裸の若者として描かれる。
「未熟な陽の男性エネルギー」の元では、カップの
示す気持ちは、まだまだ実際の現実など関係なく
果てしなく夢見る気分
壮大でロマンティック
な性質になる。
新しくみずみずしいエネルギーが、感情を揺さ振るので
気持ちが盛り上がる嬉しいことや
新しい友情や
恋愛
などももたらす！！
「ナイト」が示す実践力は、「カップ」とはあまり
親和性がないので
気持ちの上だけで、なかなか現実の行動にまで
辿り着かない。
結果よりも
自分の欲望や
希望
にしか関心がなく
「夢や希望は語っている間がいちばん幸せ！！」と
話だけで計画が立ち消えになってしまう可能性も。
そんな状態が続くと、現実逃避や空想癖に陥り
自分勝手の熱しやすく冷めやすい質が出る。
ソードのプリンス
荒々しく剣を振り回す、緑と黄色のエネルギーに
彩られた若者で描かれる「ソードのプリンス」
分析が得意なソードが、安定はしていないものの
活動的な「未熟な陽の男性エネルギー」に関わると
自由と新しい思考形態を求めて、今までの
制限のかかった
古い観念や考え
を、バッサリと切り払いたい衝動を持つ。
自らの新鮮なエネルギーから来る冷静で的確な
行動力で、目的に向かって脇目もふらず突き進む。
実際の現場での応用力、物事への処理能力の
高さと機敏さも抜群！！
若さゆえの批判精神に溢れ、型にはまった考えや
決まりきった社会通念を嫌い
自分を制限してる
環境への苛立ち
も、相当なもの。
そのイライラを、他者への攻撃に転じることもしばしば。
その状態が行き過ぎると
自分の考えが絶対として、社会や他人を批判して
ひとり悦に入っているような質が強く出る。
ソードのプリンス ディスクのプリンス
ディスクのプリンス
雄牛の引く堅牢な鉄の戦車に乗る、裸の若者の姿
で描かれる「ディスクのプリンス」
不安定だけれど外に行動する「未熟な陽の男性
エネルギー」と、具体性のディスクの組み合わせ。
物事の達成に向かって、実際的に取り組む
質を有する。
長期的な計画をたて
確実に目標に
向かって進む力
未来の方向性を見据えて、きちんとそちらに舵を
切る感覚！！
現実を生み出すディスクは、３元素のエネルギー
を、常に具体的な力にまとめる役。
物事や状況に、みずみずしく新しいエネルギーを
注ぎ込み
具体的に動かす
運営し結果を出す
ネガティブになると、動きが止まって停滞する質や
先走り過ぎて無理を強いてしまう質が、強く出る。
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