先日、
奈良へのパドメツアーで訪れました
こちらの

丹生川上神社 下社(にうかわかみじんじゃしもしゃ)さん。
こちらは本殿隣の御神木!


こちらにもありますが


秋頃から着工された石段の上に建てられた
ひのきの階段を新しくされているそうです!
130年ぶりくらいに石段が現れたところ

なんと着工されてるのは
あの千年以上の歴史のある
日本で最も古くからある建築会社
金剛組さんとの事です!

先日は雨でお外へ出ていませんでしたが。。

Facebookよりお借りしました、
神馬ちゃんの白龍ちゃんと、黒龍ちゃんラブ


今回、参拝させて頂いた折に
宮司の皆見さんがしてくださったお話が
とてもとても、私の魂に響くお話でしたので


音源を元に、文字を起こしましたので
シェアさせていただきますおねがい






まず、宮司さんが度々言われている
言挙げ(ことあげ)せず、日本 
とはどういう意味なのか??⬇


日本人の心には
言葉に出さないが
以心伝心の能力があり
感情、心は言葉で言い表せるものでは無い、
ということ。



ルール、規則、論理的な考えに何でも
杓子定規にあてはめ、
白黒ハッキリとさせるべきではな無い。

察する心を感じるようにするのが、
日本人の言挙せずの精神。

何でもかんでも言葉に出して言う事では無い、と言うこと。





【なぜ日本には神様、神社があるのか?】

では日本には神様は何人くらい、
おられるのでしょう?

その数は【八百万やおよろず】と云われ
(本当は八百万もいないけどチュー
でも、それほどに至るところに
神様はいらっしゃるんだ、ということ)


他国からしてみれば日本という国は不思議な国なのだそうです。


多神教国家なのに、なぜ崩壊せず

世界で最も歴史の古い千年以上続く歴史のある会社が日本に多数あるのか?

(それも、
世界でたった10~13社中の
そのうちの6~7社が日本の会社なのだそうです!


世界じゅうから日本へ 
世界最古の会社を見に来る方がたくさんいるのだそうです。

でも、日本にはどこを探しても
その会社に確かに歴史があるという記録は
遺されていないのですが


当時、日本に来た渡来人が書いて、
しっかり書いて記録を残していたことで
ギネスに認められたのだという。


丹生川上神社下社Facebookより。
本殿奥の階段。



【日本に神社が出来たのはいつ頃なのか?】

例を挙げると
那智大社は 四年前に 1700年祭
住吉大社は今年1800年祭


その社が建設されたという証拠を遺す文献は
無いが、祭りが始まったのが
1700~800年前だという。

祭りの起源は巌(いわくら)に石垣が積んである形が始りと云われている。


日本の歴史を見ると
その後仏教が渡来し
飛鳥、平安時代にお寺が建ち

お寺を真似て神社のお社も建っていった。
次はキリスト教も受け入れた。


しかし、やがてキリスト教排除や
神仏分離など が起こる。


日本は一度は他の宗教も認め受け入れる。

しかし、言挙げしない、という日本の文化が壊されてしまう事を恐れ

日本人の気質に合わないのだと
排除する事が起きた。
(白黒ハッキリさせる教えなど。)



現在でも日本では
クリスチャンでもないのに
クリスマスケーキを食べ、
年末にはお寺へ除夜の鐘を突きに行き
お正月には神社へ初詣へ行き、手を合わせる。



これは、まさに
言挙げせず、の日本の文化の特徴である、と
海外の研究では云われている。日本は
宗教感の全く無い国なのだ、と。


つまり
日本は、
自然崇拝の国であり

日本人は昔から(今もそうであるが)
神様を知ろうとする為に
そして、感謝をする為に生きて来た。


御利益があるから手を合わせるのではない。
ただ感謝をするために手を合わせる。
神ありきで手を合わせるのでは無い。

自然の中の一部として自分たちは生きていて
だから自然を壊さないし、共存し大事にしてきた。


神様を知ろうとする為の対象物として
山、川、木、風、音
このような自然の中に神が宿るとされてきた。


だから あちこちに手を合わせる。
自然のどのような場所であっても一人でいても常にそこには神様が存在することを
当たり前のようにして感じ取り感謝をする。



すべてを受け入れ
言挙げしない文化だから
渡来してきた
神、という概念を受け入れ
それを形にしたのが神社であった、という事になります。


本殿正面。

6月1日の例大祭の時はこの階段を登る事が出きるそうですびっくり




【日本は一元思考の民族】

戦争で、白黒ハッキリする国が勝ち
日本が敗戦した事により
グレーではダメなんだ、と
頑張れば何とかなる
勝たなければならない
という二元文化に偏った結果が現代です。


主張の自由化という名の元
言葉を言いたい放題 言葉で人を傷つけ
スポーツ界では勝たなければダメだと

日本人の言挙げしない美しい精神が
失われかけています。


前(さき)の熊本地震の震災によって
熊本城が被害に遭われました

そのお城の崩れたところと
崩れていないところの違いは何だったでしょう

(画像はネットよりお借りしました)


驚くべき事に何度か時代を重ねる度に修復されてきましたが
崩れていないところは一番古く築城したところだけが、綺麗に残ったのです。


そこをデジタル解析してみると
現代まで解明されていなかった、
最新力学の数式が出るのです!

築城当時 加藤清正はそれを知っていたのか??
いや、知るはずがありません。


全てを受け入れる日本人の
一元思考で物事を捉えていれば
その感性を突き抜けて
神様と繋がるのです。

神様みたいな人が組んだ、
誰かはわからない職人だけれど、
そういう人がいた、ということを

いま
この時代に
それを私たちが見せてもらっているということを
そこに、感謝をしなければならない。


それを通して私たちは何が良いのか
こんな今のままで良いのか、と
問われているのだと思います

一元思考とは
全てを受け入れること
良い、悪いでは無く
トータルで考える
(たとえば悪いことばかりが起きると疫病神がついてる、貧乏神、たたり神、など
神、がつく言葉があるのは日本人の神の概念が全てを受け入れる一元思考の文化の現れ)


例大祭の時の神馬ちゃん。

晴れの日は、
本殿の正面に神馬ちゃんたちがお出迎えしてくれます(^^)
至近距離で見れて、触らせてもくれる神馬ちゃんだそうで、本当に貴重ですよねびっくり
背なかゴシゴシラブカワユィラブラブ



【番外編のおはなし】

いま、日本の森の木々が著しく変化しています

それは、
航空写真を見れば明らかなのですが
杉の木ばかりなんです。
商売が上手くいかなくなり、山の管理をする職人が減り
山の手入れが出来なくなった結果
日本じゅうに植えられた
針葉樹の杉。

落葉樹木が無くなっていったことで
落葉による落ち葉の腐葉土が無くなり

山の水の保水力が落ちていき
土砂崩れや山崩れが起きる

つまり
自然を人の勝手な都合で
勝手な力で、人造林にしてしまっている

前(さき)の北海道での山崩れのところは、やはり杉林でした。
私たちはそのひとつひとつを
記憶の中に留めておかねばなりません。


神流れ(かんながれ)
といって
自然、すべての中に
神の流れを感じて生きていかねばならないのに

人が、人の益、欲のために人工的に流れを作ってしまっている
その結末に、いま私たちは直面しています

そして
塩。
なぜ神社では塩を使うのでしょうか?


禊ぎ祓いといって、
塩水で禊ぎをしますが
海の無い土地では
海から採れた天然の塩で禊ぎ祓いをします。

塩とは、つまり
蘇生なのです!
蘇り、の蘇生です。

紀伊半島という土地は
不思議な土地で
大みわを中心として
蘇生の場所だと云われています

まさしく
熊野信仰は蘇生で
なくなった方が行き返ると云われています

蘇生を立証している方もちゃんとおられます。
カエルの心臓を抜き、そこに
塩化ナトリウムを塗っても動かないが、
海の塩を塗ると、なんと!パン、パン、と動き出すんです!


経済大国の日本は
塩化ナトリウムを食塩、としていますが

いわゆる塩化ナトリウムは
人造塩なので
それを摂りすぎると成人病など
様々な病気を引き起こしますし、
神経のバランスが崩されてしまいます。

塩化ナトリウムは神経毒だという研究結果も出されているのです。

しかし
国策で食塩とされてしまった為
国民はそれを摂り
そして病人が増え 医療が儲かるシステムになっているのです。



ミナ・パドメメンバーのこずえさんに紹介してもらい、知った天然塩

【お塩ちゃん】の、お塩。
販売されている三浦さんは、このお塩をお水に溶かして点眼されていたら、老眼鏡がほとんど要らなくなったそうです!




パドメツアーメンバーさんと。
たくさんのお話、ありがとうございましたラブ



丹生川上神社 宮司さん
皆見さんは
平成21年にこの下社へ着任されました。

大阪の住吉大社では人為的な事が色々とあり
実質的には左遷のような形でこちらへ来られたようですが

着任してから毎日、毎日
ありがとうございますと
手を合わせるだけで
心が落着き とても癒されておられたそうです。

着任当初、この下社へ参拝にみえる方は少なく
修復時を迎えた時だったそうですが
幕財の予定すら立てられない状況だったそうです。

お正月にも初詣にお詣りにみえる方も少なく
必要あるのかと、言われたそうです。

宮司さんの 神様に対するまっすぐなお気持ちと
いま、この時代だからこそお伝えしていかなねばならない事がある、との信念を持ち

6年前から自費で下社の社報を配布されてみえたそうです。
それから少しずつ、参拝される方が増えて来たのだそうです。


下社は、本殿の奥が現在修復工事が着工されておりますが
それすら予測できなかった事があって
現在に至るそうです。


ツアーの私たちがお邪魔しているあいだ
境内はザーッと雨が降り
他に何方も参拝の方はみえませんでした。

宮司さんのお話が終わり外へ出た頃
雨はピタリと止み
今度は社務所前にて、色々な事を教えていただき
長居してしまいました(σ≧▽≦)σ



その日の雨も、
その日宮司さんがおみえになってた事も
それもこれも、神様のおはからいに違いない!と
感謝せずにはいられませんおねがい



神社の宮司さんで、
ここまで心に響くお話を
惜し気もなくたくさん話してくださる方は初めてでした。


感謝と尊敬の意を以て、
今後も参拝に伺いたいと思いますm(__)m




もちろん、奈良巡りのツアーは
ここだけでは無いのですが~💦💦

今回は天候もそうでしたが
お水にまつわるツアーでございましたラブラブ


水のしたたる木々たちが、とても美しかった~!

また、続きは書いていこうと思います~(^-^ゞ