ヤマアイ 古代植物

トウダイグサ科の平凡な花

そう思っていた

雄株

 

タデ科のアイが平安時代後期に入って来てからも

古くからのヤマアイのこすり染め技法は

脈々と受け継がれた

大嘗祭 新嘗祭の神事に着用する

小忌衣の染料として今でも使われている

石清水八幡宮の自生のヤマアイを使うのが

古くからのしきたりだそうだ

 

雄蕊

 

石清水八幡宮

至る所にあり

 

昭和と平成の大嘗祭に

ここから収められたと言う宮司さんの資料あり

(八幡の歴史探索研究会会報74号より)

雌株

 

雌蕊

地味ですね

 

昨年八幡で自然観察会をした時

(宮司さんの許可を得)

ヤマアイの根を引いて

その根で紙にこすり染めをした

子供たちが感想で

「こすり染めが楽しかった」

と言っていた