天狗スギからの尾根道は

明るい天狗スギの尾根

ひと月前には葉を一枚も付けていなかった

タンナサワフタギがトンネルのようになっていた

 

よく見ると蕾をつけている

ちょっとはやかったかなぁ

 

つぼみ固し あと1~2週間

 

ちょっと見て

咲いて待っていてくれた

タンナサワフタギ

一年枝が茶色の枝だから

おそらく間違いなくタンナサワフタギ

 

ツクバネウツギ

麓ではもう枯れ始めたが

さすが標高830m付近は気温が低い

 

数年前の6月

クリンソウの群生をみた

それ以来訪れたいと思っていた願いが

数年ぶりに実現

 

見事な大きな株は

見ていて気持ち良かった

 

 

この群生は灰屋川にそってあるはずだった

 

しかし

葉はあるのに花がない

まだ花をつけるの至らない株なのか?

まだ咲いていないのか?

もう咲き終わったのか?

 

色々考えながら歩いていると

花がちぎられ落ていた

おおきな群生地の

川の下まで下りて行った

 

あぁ!

すべて鹿が食べていた

 

全ての元気が奪われてしまった

この後 下流まですべて

食べつくされていた

はじめの所にあったのは奇跡としか言いようがない

そう考え直し

クリンソウに出会えた事に感謝

 

ギンランが崖の所にいて

勇気づけてくれた

 

エビネはガードレールの内側に

ひっそりと

人間も入れないその下は崖

鹿も入れない

もちろんカメラも入れない

 

小さくて撮影を諦めていた

タニギキョウ

カメラにおさまってくれた

歩く季節で

その日の出会いで

会えた花々

ありがとう