とても お利口過ぎた子は

大人の言うことを よく聞いて

逆らうことは しなかった

言うことを 聞かなければ いけないと

生真面目に 思いこんでいた

 

本当は やりたいことが あったのに

本当は 望まないことなのに

意思に反した事を 飲み込んできた

失望と悲しみの中で

泣いて 泣いて 泣いて 耐えてきた

 

とても お利口過ぎた子に

別の道の選択は なくて

おとなしく するしかなかった

もしも 希望を 伝えていたならば

何かが 変わっていたのだろうか

 

でもね 

その時の判断しか わからない

結果は わからない

やり直しも できない

すべて 思い通りにいくわけじゃない

…と言い聞かせている