置いてけぼりこんなに 近くに感じているのに 絶えず 変わらず 信じていたのに 一切 背くことはなかったのに 置いてけぼりになっている 誰のせいでも 何かのせいでもない 自分が そうさせている ひとつの違和感に 小さな抵抗を感じているから 私は 操り人形ではない すべてを丸ごと受け入れられない 少しずつ 崩れゆく砂の山にいるようで 寂寥感が押し寄せる 望んでいないのに 不本意なのに 見える世界が変わりゆく