心のカギ
私は毎日仕事漬けの毎日でした
朝早くから外回りの営業。
最初の子が女の子とわかると、
私は露骨に嫌な顔をして、妻を
悲しませました。
子供たちが生まれる時も、私は
仕事に明け暮れていました。
うちの子たちは生まれる時、
大変だったんです。
長女は首にへその尾をまいて
長男は1ヶ月早く生まれたため
医師から
「最初の1週間が勝負」と
言われました。
さすがにその時は「無事に
育って欲しい」と心の底から
思いました。
それでも、子ども達の元気な
姿を見ると安心して、元の
生活に戻ります。
私は「稼いでいれば、いい夫
いい父親だ」と思っていたのです。
苦い経験をバネに、
初心を忘れまいと
ニューヨークでのセミナーの
帰りのタクシーで
あきらめていた3人目の子供を
授かります。
ふいに出た言葉が「ありがたい」
でした。
その瞬間、私は自分が泣いている
意味を知りました。
新しい命を授かった喜びと
同時に、2人の子供に詫びたい
気持ちになりました。
首にへその尾を巻きながら
必死に生きようとする我が子に
「男の子のほうがよかった」
などと、
何と愚かだったのだろうと。
まさしくあの時が、私が心の
カギをもらった瞬間だと思います。
あの日から私の人生は
変わっていきます。
あなたの心のカギは
どんな時でしたか？
最後まで読んでくださり
ありがとうございます。
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