なぜ、私が村をつくろうと思ったのか・・・。

もともとみんなが気楽に来れるサロンみたいなのを長崎で・・・と考えていましたが、ふと、島原にいい場所があることに気づいたのです。

築100年以上のおんぼろ家屋ですが、これを改修しながら活用できないか!?と思ったのです。

めっちゃ場所がよかったから。

めっちゃ思い出がつまっているから。


小さい頃、月に1回連れて行ってもらっていたおばぁちゃんの家。大好きでした。

おばぁちゃんは、私たち家族が行く時には、必ず白いふかふかのお饅頭と、赤飯をつくって待っていてくれました。

いっつもニコニコ。

そして、私と兄は、畑の周りを走り回り、かくれんぼしたり追っかけっこしたり、落ちた柿の実を屋根の上に投げて遊んだり、ネコ(一輪車?)の上に私が乗って運んでもらったり、たくさんたくさん遊びました。

村長はあまり話さないほうなので、一人でもくもくと外で農作物の収穫をしていました。

母は、優しいおばぁちゃんといつもニコニコ話していました。

帰る時には、おばぁりゃんが仏様の前に私と兄を連れて行き、謎の白いお餅のようなもののかけらを瓶から出して、仏様のお話やいろんな話を聞かせてくれました。

あ~。だから私、仏像とか好きなのかも・・・。

そして、たくさんの収穫物ときれいなお花をもらって帰るのですが、おばぁちゃんは木と木の間からひょこっと出てきて私たちを見送ってくれます。

見えなくなるまでずっとずっと見送ってくれます。

そんな温かい場所も、おばぁちゃんがいなくなり20年、間で数年村長のおいっこが住んでいたようですが、ほぼ無人。村長が退職するまで、お墓参りの時に行って掃除する位でした。

そこに行くと、掃除するのも私は避けて、外でぼ~っと過ごしていました。

車の中で寝ていたり・・・。

畑を眺めたり・・・。

でも、ここ数年の私の体質改善や思考改善の中で、この島原の地がとても落ち着くことに気づいたのです。


こんないい場所、そのままにしているのはもったいない!

思い出たくさん詰まった場所、ここでまたほっこりしたいな・・・と思いました。

温かい場所にしたいなと思いました。

そして、たくさんのことを発信できる場にしたいのです。


私、村つくります!!


ニコニコおばぁちゃんが、白いふかふかのお饅頭と赤飯で待ってくれていたような温かい場所。

家族がワイワイにぎやかに過ごす場所。

一人ぼ~っとできる場所。

子どもが元気に走り回る場所。

それぞれが、自分が落ち着く場所で過ごす村。

楽しみ☆彡