夏休みが始まって間もない7月22日
いずみは高校生男子たちのパシリとなり
とある山へ往復した。
しかもその方々をお迎えに上がるため
なかなかの遠回り。
うん、しょうがない。
知らずにいいよって言っちゃったし。
それに。
一年に一回くらいはそこに行かないと
いずみも気が済まないからまあいいや。
最近はこれまでになく早いスピードで
世の中が変化していってるけど
それは自然界にも言える事で、同じ季節でも
一年後の山は全く違う姿になっていたりする。
しかもそれは別の山でも起こっている。
男児を持ってからこんな事に関心が行く自分になった。
そんないずみの懸念事項などどこ吹く風の
イマドキの高校生男子。
待ち合わせのスーパーに着くと
一人一本マイ網を持って鎮座していた。
彼らの目的は生き物探し!
虫捕りが大好きな息子、農業高校に行けば
同じ趣味を持つ子がいるだろうと思いきや
誰もそんな子はいなかったwww
ところが夏休み近くになって同じ部活の2年生が
生き物好きだという事が発覚!
学校内や練習場までの道のりで
生き物探しをするようになった。
もう、全然帰って来やしねえ。
しかも理由が虫捕り。小学生。
そんな流れで夏休み、
一緒に虫捕りに行くことになったのだ。
山は公共交通機関で行くのが無理なので
送り迎えを承諾したというわけなの。
午前中は玉虫を狙い、
午後からはクワガタと蛇だそうw
玉虫とクワガタは分かる。蛇って何?
先輩たちは昨年夏、二人で捕まえたマムシを絞めて
なんと、マムシ酒を拵え!
二十歳のお祝いとして飲むために
保管してあるというのだよ!!!
いろんな?が浮かぶ。
どっちの家で絞めたの?
今はどっちの家にあるの?
え、
今日、
いずみの車に乗せて帰るの!?
お断りざます。
ところがマムシは逃してしまい、
その日の収穫は玉虫のみとなった。
玉虫やクワガタの死骸を持ち帰り、
消毒・加工してアクセサリーにするらしい。
ホーーーーッ!
よかったよかった。
息子は心底楽しかったらしい。
やはり生き物好き同士で行動すると
楽しさが格別みたい。
そうだよね。
虫捕りする子が周りに居なくなっても
自分の好きに忠実に生きていると
その内そういう仲間に出会えるし
そうするとより一層楽しく好きな事が出来るよね。
息子が小さい時、
高校生になってまで虫捕りをしてるとは
思わなかったけど
思わぬ未来がやって来るのも
子育ての面白いところ。
自分が生き物好きになったのも
驚きの未来だよ。
山の観察までしてさw
今朝も息子と派手にケンカしたけど
こういう記事書いてると
良くない言い方したなーって後悔するよ。
反抗期の態度にはめちゃくちゃ腹が立つし
楽しんでいる姿にはめちゃくちゃ嬉しいし
親の中にはどちらもある。
そして、あっていいと思ってる。
手前の木、白っぽくベールがかかったような色て
上の部分か虹色に見えるの分かるかな?
何でも虹色ってだけで嬉しい!