息子が未就園児から幼稚園児の頃。


口に入っても無害なシャボン玉液を買う時は

とある駅のモールまで行っていた。

子どもはシャボン玉を手で触るし、

犬のショコラはシャボン玉をパクパク食べるし!

庭の土に落ちても汚染されないしね。



これこれ!全部買ったよ。




そのモールにはシャボン玉液を売っている

知育玩具のお店や、

ガラス製品や陶器・お箸などの木製小物のお店、

和紙のお店など、素敵なお店があって大好きだった



息子にも好きなお店があった。




なんと、欄間のお店!欄間って知ってる?

和室と和室の間にある垂れ壁にあたる部分で、

木製の透かし彫りをしてあるもの。



欄間好き幼児とかwwww




そこは職人さんが店主で、

制作もそこのお店でしていたんだよね。

だから息子は工作みたいな感覚で、

その作業を見るのが面白かったのかもしれない。


欄間の切れ端やおがくずも売っていて

積み木や工作の材料として切れ端を、

防虫剤やサシェにするためにおがくずを

購入することもあったの。




でも息子がいちばん気に入っていたのはある欄間。




大きな龍が彫られた欄間だった。




モールに行くと帰りに必ずそのお店に寄り、

龍の欄間を眺めてから駐車場に行くのが恒例だった


職人のお爺さんには

「お、龍の好きな子が来た」と

いつも言われていたよ。絶対に買わない客なのに、いつもそうやって温かく対応してくれて

ありがたかったなー。






多分、なんだけど。

小さい男の子って恐竜とか昆虫とか好きじゃない?

龍もそんな感じで好きなのかなって思う。




こんな事もあったけど


いろいろ不思議な息子だけど


龍が見えると言ったことはなく

あくまでもキャラクターとして好き、

みたいな感じかなと思っている。


いずみも龍は空想上の生き物だと思っていたし

もちろん見たこともないので、

今もそんなスタンス。



でも、多くの人か龍を見たり

コンタクトを取ったりしているそうなので

その人達やそういう考えを否定する気は全くないよ

いずみがまだそのステージに行ってないとか、

得意分野ではないってことかもしれないし。






龍が何かは分からないけど、

今はもうないその欄間屋さんのことが懐かしく

そう言えばお気に入りの龍の欄間があったなーと

そんなゆるーい気持ちで書いているよ。




いずみはそういう個性的な小売店や

商店街が大好き。 

小さい頃から行っていたエリアの小売店が

次々に閉まっていくのが寂しいよ。





もし自分の家を建てるとしたら和室が欲しいし、

欄間や書院も欲しいと思ってる。

 



あの龍の欄間は、今どこにあるのかなー。





欄間を買うなら、

またあの時のおじさんに会って

「あの時の龍の好きな子です。

 この子が小さい時から欲しかった

 この龍の欄間をください。」

って言いたいな。

 









まだあった!

こんな目で見られたら捨てられないよ。

いずみの悩みは

物を捨てられないという執着。