はーーー、怒涛の春休みだった。
今までの春休みの中で、一番大変だった!
なんだか今日、やっと今、
春休みが終わったという感じがする。
行きたかった高校に無事合格し、
説明会やら物品購入やらで学校や
学校近くの店舗に出向いたり、
通学方法の検討や練習に付き添ったりで
思いのほか学校方面に行く機会が多かった。
それがなかなか遠くてね。
お昼ご飯済ませて帰ると半日以上終わってしまう。
おまけに宿題が沢山出ていて、
未だに家では勉強しない息子は
毎日塾のスペースをお借りして、
手の空いている先生を狙って、
他力により宿題を片付けていた。
そして隙あらば卓球よ。
だから毎日送り迎えとお弁当。
友達と遊ぶ以外にこんなにも
予定のある春休みというのを想像していなくて
親だけがバタバタしてしまっていた。
家に居れば誰かしらとゲーム三昧で
余裕のない親のいずみと沢山ケンカもした。
余裕がないといえばその高校、
始業の2時間前に出発しなければならないの。
とっお!!遠すぎる。それでも
どんなに説明しても志望校を変える事はなく、
親が決める事ではないので
最初から行きたかった高校に行く事になった。
遠い高校に通うにあたって
いずみが心配していたのは体力的なこと。
授業に加え部活・実習・当番などで
学校で過ごす時間がとても長い。
今まで近くの学校に通い、どんなに忙しくても
通学以外は親の送り迎えで成り立っていた生活。
色々口を出してしまったのは
この子がやっていけるだろうかという
エゴ満載のクソみたいな心配からだった。
分かってはいるもののこの気持ちが止められず
それが自分の余裕のなさに加担していた。
分かってんのよ。
同じ場所に居るよりいいってことは。
遠い場所に時間をかけて行くという事に慣れる。
通学で通る場所全てを経験する。
電車やバスに乗る事を覚える。
(田舎なので一生利用しない人もいる)
アクシデントの際の対応を経験する。
「やり始めはちょっと苦痛、不慣れが辛い」
事を経験しなければ成長しないってことは、
よーーーく分かっていたんだけどね。
自分の器の問題で、心配してしまったのよ。
心配は無用だったわ。
めっちゃ楽しいらしい。
早く学校に行きたいらしい。
楽しみ過ぎて距離が苦にならないらしい。
何なら電車もバスも楽しいらしい。
心配してすみませんでした。
子どもの選択はいつも正しい。
親が口を出すから子育てが間違いになる。
いい加減分かれいずみ。
かっこいい制服を着て
大好きな色とブランドのリュックに
一目ぼれした小鳥の柄のお弁当セットと
大好きな小説を入れて学校へ。
高校がつまらな過ぎて
一時不登校気味になったいずみ。
そう思うと、
自分の好きな分野の学校に行けて
行ってみたらめちゃくちゃ楽しいなんて、
最高としか言いようがない。
「でも遠いから」などの
本音以外の雑念に引っ張られず
自分のやりたいを貫いた結果手に入れたもの。
こういう事の積み重ねが、
自分の幸せな人生を作っていくって事を
子どもが自分に見せてくれている。
春休み、ある日の朝ごはん。
用事で高校に行くたびに、
道の駅に寄り道して地物野菜を購入してくる。
グリーンピース、玉ねぎ、人参、ネギ、しいたけ。
作ったのは豚汁と豆ご飯。
お茶もその時のものだ!
豆ご飯のグリーンピース、
今まで食べた中で一番美味しかった!
豆独特の匂いが少なく、
グリーンピースが苦手な人でも食べられそうな旨味