先日、阪口ゆうこさんの娘さんの
お弁当へのリアクションが素晴らしい
ということと、
いずみの息子もそんな感じだという
ことを書いたんだけどね。
そして改めて考えても、
作ってもらった食事に対して
美味しかった!
次も楽しみ!
ありがとう!
って言うリアクションは
どう考えても素晴らしい。
素直な反応であっても
計算であっても。
しかしだ。
そのような反応じゃなかったら
良くないのかというと
そうではないと思ったので
今日はそのことを
声を大にして言いたい。
何故ってそれは子どもの頃の
いずみの事だからだ!
今から自分を依怙贔屓する!
遡ることウン十年。いずみは
小学校入学前まで小食で偏食だった。
と言うのはポイズンマザーの受け売りで。
小食は本当だった。ただ偏食かというと、
苦手な食材といっても蟹・肉の脂身・
ミント味のお菓子くらいで
日常の食事で困るような好き嫌いは
なかったと思う。
じゃあ何故ポイマが偏食だと思ったのか?
最近解明したことがあるの。
苦手な「料理」が結構あった、
ということだったの。
切り干し大根の煮物(他煮物全般)
天ぷら・煮魚・
ちらし寿司(他酢の物全般)・
嫌いじゃないけど納得がいかない
ポタージュスープや茶碗蒸しなど。
ところがそれらすべて、
外で食べたら全部好きだったという謎。
自分で料理をするようになって
分かったことだったが、
ポイマの味付けが雑だったために
いずみが美味しいと思わなくて
嫌いだと思ってしまっていたのだよ。
いずみは、
複数の出汁を掛け合わせて出来る
複雑な旨味の味付けが大好きなのだと
大人になってから理解した。
醤油をかけて食べる天ぷらや、
出汁無しで煮る切り干し大根、
砂糖だけの酢の物などが、
口に合わなかったのだ。
お料理屋さんの食べ物は
どうしてあんなに美味しいんだろう!?
って子どもの頃は思っていた。
だからうちの息子みたいにしょっちゅう
美味しい!楽しみ!とか言わなかった。
だって美味しくなかったし楽しみじゃなかったから。
(全ての料理じゃないよ。
嫌いだった料理に関してね。)
でもそれ、仕方ないよね。
嘘言う必要はないからね。
だから美味しい!楽しみ!なんて
ウキウキな反応をしない子どもでも
それはそれでいいんだよねということ。
正直な味への感想だ。
大事なのは正直なことを
親に言えることだからね。
そして一部の料理の味付けが
雑だったポイマが悪かったかというと
それも違って。
自宅の味と料理屋さんの味の
差って何だろう?
がきっかけで、定番料理に対する
味の探求が始まったからね。
大人になってからだけどね。
今となっては自分の料理に
とても納得がいっている。
これはいずみにとって
とても幸せなこと。
補足するとポイマの母は
若くして亡くなり、料理を
教えてもらったことはないと思う。
料理教室には通っていたけど、
当時の料理教室って、今ほど
クオリティ高くないのよね。
そんなこんなでどっちも悪くないし、
美味しい!楽しみ!ありがとう!
って言える子は素晴らしいし、
美味しい!楽しみ!
って言わない子も理由があって
その場で大人を喜ばせる事は
出来ないかもしれないけれど
将来、料理に対する探求心が出てきたり
料理が得意になったりするかもしれない。
子どもが料理好きになったら
いずみは嬉しいな!
(でも嫌いでも全く問題ナシ!)
だから子どものみんなー、
美味しいって言って
お母さんのご機嫌を
受け持たなくてもいいからねー!
でも思ってる子はジャンジャン、
言ってあげてねー!
お母さんも人間よ、そりゃあ、
嬉しいに決まってんだから。
ま、いずみはちょっと最近、
またもや不調で、褒められても
作れないモード入ってるけどね。
すんごい辛いカレーできちゃったからね。
気圧の変化とともに
味付けの乱高下ハンパない。
気圧とホルモンには逆らえない、
いずみでした。