私の大好きな帚木蓬生さんの小説の映画

とても期待してましたが副題がついて?

その予感は的中

 

 

「閉鎖病棟ーそれぞれの朝」

 

 

俳優さん達はとてもよかったです、少し

チュウさん役が若すぎて持ち家問題が

うまく描けなかったのが残念

 

しなし何よりも時代設定がぐだぐだで

突っ込みところが満載すぎ

 

原作は昭和の頃

 

映画はデジカメが出てきてるから

平成の頃

 

その割に病院のセキュリティが

目も当てられない

 

原作ならそのセキュリティは見えてなくても

文章だから頭で勝手に補完できてた

 

映像になったらそうはいかない、

実際の入院患者を参考にして書かれた小説

なんだからファンタジーでない

 

それぞれのバックボーンが端折られたり

変更されたりしてるから重みがない

 

それによって患者同士の心の

繋がりがとっても浅くなってしまった

 

なんか死刑執行のシーンや暴力シーン

を描く為に大切なシーンをカットした

みたいな悪意さえ感じる

 

原作の精神病棟に暮らす人たちを

見守る先生や看護師さん達の大きな

 

精神病院があって出歩く事に不安を

感じてるけどそれでも徐々に

受けれてくれてる町の人々

 

そういうところが抜け落ちてて、

かろうじて小林聡美が一人で

引き受けてる

 

この映画に幻滅した方はぜひ

原作を読んでみて下さい

 

色んな事が納得できると思います