喧嘩して
男 「何で

私 「、、、、、。」
言葉に躊躇い
長い沈黙をする私。
男「何で

黙る私。
男「何で?何で何も言わへんの?」
私が あの時
「好きだから」
の
一言さえ言えていれば
二人には
違う未来があったのだろうが、
あの頃の私には
とても 言えなかったな。
そんな二十代の私。
そうやって
人は
成長していくのだろう。
謝らなきゃいけなかったのは、
私のほうだったのかもしれない。
自分では知らぬ間に
沢山傷つけていたのではないだろうか。
そんなことを
32歳になって
初めて気付く今日。
ごめんなさい。