〇大学時代

~大学時代の活動~

大学時代はESTというサークル(学生NGO)での活動がメインだったという。

自由な時間が沢山ある学生時代に何かできることはないかと思って始めたそうだ。

インドの貧困層の村に行き、現地のNGOと協力しながらコンクリートづくりの家を建てるという仕事を経験した。

ただ、三週間という短い期間であったため、同じメンバー内で最終目的がずれてしまうことが多々あったという。その環境下で、うまく皆の意見をまとめられるような力や交渉力が培われたという。この経験が社会人になってからのBさんを支えていく。

~英語について~

プロフィールにもあるようにBさんは後に外資系企業で働くこととなる。外資系企業で働くということは、当然ながら相当な英語力が必要とされる。

きっと、長期留学の経験があったり、実は帰国子女であったりするのではないかと勝手に

想像していた。

しかし予想外の答えが返ってきた。

「留学の経験は短期留学も含めて一度もありません。語学の習得だけが目的の留学はモチ

ベーションにならなかったので、海外に行くならばESTのようにプラスαの目的が欲しかったんです」

大学では英語を使う授業は自発的に受けるなど英語に触れる環境は自ら作ろうとしたが、TOEICのような資格に向けた勉強に力を入れるということはなかったという。

就職先に外資系企業を選んだのも、”英語ができるから外資系”という考えからではなく

”社会人になって英語を使わないと英語に触れない人生になってしまう”という考えからだという。目から鱗だった。私は完全に前者の考え方であった。

「英語はコミュニケーションの手段にすぎないと私は思っています。」

とBさんは私たちに教えてくれた。

ここで、英語に関して中高生向けのアドバイスをお願いしてみた。

「英語にアレルギーがあり、いざ使う場面になっても黙ってしまう人が多いです。だけど、怖がらずに飛び込むことが大事です。実践が重要なんです。自発的に英語を使う環境に身をおいてみてください。」